第3話 斜視のおじさん

スーパーに買い物しに行ったんですよ。私は一定のジャンルを眺めるのが好きで、別に商品棚は変わりもしないし買いもしないのだけど、こんなんあるんだーって眺めるの。この時は調味料コーナーの商品棚だったな。けっこう商品棚に近づいて見ていたんだけど、ケツにドン!って身体をぶつけられたの。「ちゃんと前見てろ」って怒られたの。


はぁ?とっさの発言なんだろうけど、ちゃんと近づいて前(商品棚)見てた。言葉の選択といい、お前がおかしいんじゃねえの?ってその人の顔見たら、両目にガッツ入り斜視が入っていた。いやね、斜視は別に望んでなっているわけではないし、苦労してきたと思う。だけどさ・・・お前がそれを言うのかよ!とは思ったよね。だって、ガッツリな斜視だもん。どっちも目が横向いてんのにちゃんと前向けよっておい・・・ってなるよね。存在が発言と矛盾していたよね。


でもまぁ、反面教師みたいなことかな?と自分を納得させたのだった。

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