第什弐話 カミングアウト
蒼一郎を含め、森川組を撃退した後、その者たちは日常生活が儘ならない状態に陥った。
先ず、組長室の外に居た組員二人は、頸髄損傷で四肢麻痺。大脳辺縁系を構成する海馬と扁桃体にも損傷があり、記憶障害もみられ、日中の二、三時間は介助されて車椅子で過ごせる程度の状態。
組長は、前頭葉を広範囲に挫傷し、自発的に行動が取れなくなり、言葉やその場の状況を理解する機能、道具を使う事も支離滅裂で、感情表現すら出来なくなった。
一方、蒼一郎は、チタン棒の衝撃で脳に剪断力が加わり、びまん性軸索損傷を負い、植物状態となった。
あの襲撃の日から数ヶ月後、森川組の解散を警察は発表した。すなわち、睦基たちの襲撃は事実上、満腹亭の大川店長や店員の久蘭々、翔子らと約束した『今後の安全を確保する』約束を果たすことができた。
そうして、大川店長、久蘭々、翔子、睦基ら四人の共通する不安は無くなり、これまで通りの生活を送っていた。
「睦基君、看護師免許と助産師免許、いっぺんに取っちゃった方がいいかなぁ」
安心が満たされたある日、翔子は将来の相談してきた。
「色々経験してって考えるなら、看護師免許取って、看護業務を積んで助産師でも、ん、いっぺんに取った方がいいかな、助産師は看護師免許が必須だよね、いっぺんに取っちゃえば、卒業した後は、どっちでも働けるよ」
「でもさぁ、いっぺんに取ろうとすると、両方不合格なんてリスクも高まるよね」
「まぁねぇ、思ったことをやらないで後悔するより、挑戦してみる方が良いんじゃない、翔子ちゃんなら頑張れるよ」
「分かった、いっぺんに取る」
翔子は右手で拳を掲げ決意した。
この頃から翔子は所属事務所にテレビ出演の仕事を現状から三割程度に減らして欲しいと嘆願してた。
そうすると、必然的に睦基と一緒に居る時間が増える。遊ぶ時間、SEXの回数が増える。しかしながら、相対的に一緒に勉強する時間も増えるのだ。睦基としては、二つの資格を同時に挑戦して、両方、取得して欲しいと強く思うこととなった。
二人が目指してる道は、職種は違えど同じ医療従事者である。睦基と翔子には、学力に大きな差がある。それは、睦基の人格が五人で、更に、佐助が顕在化して六人となり、これまで以上に様々な作業効率が高まったための差ともいえる。
歌音は、翔子の負けず嫌いでそれに加え、ストイックに努力を惜しまないこと。しかしながら、そんな時は感情的になりやすいこと、といった、情動の変化はある程度把握している。
だからこそ翔子が、更に、開いた学力差を受け入れて、冷静に自分たちと勉強していけるのか、歌音は懸念していた。
いよいよ、翔子に睦基が複数の人格を持って生きていることをカミングアウトする時期にきたとも考えていた。
脳内会議を始めた。
〝翔子ちゃんとのお付き合い、続けられなくなるかも〟
歌音は睦基にあっさり言った。
〝えっ、どうして〟
〝学力差が開き過ぎたでしょ、翔子ちゃん、焦っちゃって、落ち込んじゃうかも、国家資格だから人生を左右する事だから、距離を取りたくなるんじゃないかなぁ〟
レイが意見した。
〝私もそう思う、勉強する時、自分が苦手な部分が得意な人とか、少しだけ自分より劣る人とか、グループでやった方がいいのよ、分からない事は聞き易くて、分からない人に教え易いって環境だと、試験点数を伸ばし易くなるわ〟
〝二人の言う事は分かる。それこそ、今、レイが言った事を先に教えてあげたらいいんじゃないかな〟
一文字は歌音とレイの中間的な内容を意見した。
〝佐助、お前、走るだけの時期が来るかもな〟
丈は佐助に対して意地悪だった。
〝えぇ、寂しいなぁ、あの感触は手放したくない、でも、他の子とも試してみたい〟
佐助は遠慮なく言葉を発した。
〝やめなさい、佐助〟
レイは呆れた。
〝だから、翔子ちゃんに私達の事を話す時期じゃないかって思うのだけど〟
歌音はすんなり核心をついた。
〝そうか、言わなきゃ駄目か、いつまでもこのまま放っておくわけには行かないか、翔子ちゃんには二つの資格、同時に合格して欲しいからな、マイノリティーは辛いなぁ、こんな僕でも他人の事をここまで考えるようになるなんて、信じられないけど、これが現実か〟
睦基は人付き合いの難しさを再確認し、カミングアウトに向けて覚悟を決めた。
「激盛り親子丼お願いします」
満腹亭の無料食事券が残っていて、チャレンジメニューではないが、タイミングよく翔子に食事を誘われた。
「じゃあ、僕は、分厚い牛カツ重お願います」
満腹亭へ入り、席に着くと迷わず、店員の久蘭々に注文した。
「翔子ちゃん、食事券、後どれくらいあるの」
「後、三〇〇〇円分かな、もう一度はタダで食べれるよ」
「総額、どれくらい稼いだの」
「チャレンジメニュー全部制覇したから、ニ万五千円分かな、満腹亭ではね、後二軒分の食事券合わせると、三万あるわ」
そんな大食い話しをしてると、料理が運ばれて来た。今日は、チャレンジじゃないから味わって食べる事にした。
「やっぱり親子丼、旨いなぁ、卵のふわトロがなんとも言えません」
「この牛カツ、厚さが三センチだって、柔らかいし味もしっかりしてる」
「オリジナルのタレに漬け込んでるみたいよ、店長、絶対教えてくれないのよ、久蘭々ちゃんだって、教えてもらえないみたいよ」
「拘ってるだ」
なかかなか勉強の話しができずにいると、歌音と代わった。
「翔子ちゃん、国家試験対策はいつから始めるの」
躊躇しなかった。
「来月から臨床実習だから、それが終わってからかな、どうしたの、気にしてくれてるの」
翔子は口の中の食傀を嚥下してそういった。
「そりゃ、両方いっぺんにって言った手前、気にするさ、で、対策って具体的にはどうするの」
更に、歌音は深掘りした。
「グループ学習よ、五人かな、だいたい、定期試験の点数が近い人と、少し上の子、少し下の子でグループ作るの、一応、範囲が広いからね。耳学問も効果あるし」
翔子は嫌な表情を見せずに答えた。
「しっかりしてるな、翔子ちゃん、昨日、考えてたんだ、今、翔子ちゃんがいったような対策方法を」
睦基は歌音と代わって表にでた。
「流石医学科ね、睦基君はどうするの、やっぱりグループ学習するの」
逆に翔子は質問した。
「僕は独りだよ、もう、去年からの五年分の過去問は解いたよ全て八割は取れた」
「えっ、バケモノ的」
翔子は驚いた。
「翔子ちゃんに言われるのか、ショック、翔子ちゃんだって爆食いのバケモノだ」
「何だと、冷めたら不味くなるぞ、早く食べろ」
翔子は悪ノリしてきた。
「ハハハ、怒った、怒ったの」
睦基は笑った。
「ハハハ、ハハハ」
翔子も笑った。
一旦、会話は止み、食に走った。睦基が注文した牛カツ重は、よく旅館にある茶器を納めてる円柱状の和柄の容器で、牛カツが分厚いのに加え、二層になっていた。要するに、一番上に牛カツが乗ってて、次にご飯、その下に牛カツ、ご飯と重なっていた。
睦基はそうなってるのが分からず、ご飯を食べ進めると、ザクっと音がして気がついた。流石にこれは食べれないと判断し、翔子に食べてくれるようお願いした。
「うん、いいよ。でも、お持ち帰り、できるんだよ」
翔子はニコッと笑顔を見せた。
翔子は親子丼を美味しく食べ尽くし、牛カツ重の残りは持ち帰りにし、店を出た。
二人は自然な流れでコンビニに寄り、一リットルの炭酸水を二本買った。睦基が左手でそれを持ち、翔子が持ち帰りの折詰を右手で持って、お互い空いた手を繋ぎ歩いた。
「親子丼、濃い目の味だった、さっぱりしたくなった」
睦基は左手に持った炭酸水を持ち上げて何気なく聞いた。
「いや、親子丼、お出汁が効いてて、あっさりだけどコクもあって、美味しかったよ、こないだの撮影の後に、ウイスキーもらったの、ハイボール良いなぁつて思って、睦基君がカツだったから丁度いいでしょ」
「流石だ、ただの大食いじゃないね、翔子ちゃんは」
すっかり日は沈み、外灯の光りが足下を照らしてくれるも、満腹感も相まって、いつもよりゆっくりした足取りになった。言葉少なに。
「私、シャワー入るね、これよ、もらったウイスキー、呑んでていいからね」
翔子の部屋に着き、リビングのソファーの前のテーブルにあるウイスキーの傍に荷物を置き、翔子はそういった。
睦基はテレビをつけて、冷凍庫から氷を取り、グラスを二つ用意して、直ぐに二人で呑めるように準備してソファーに腰掛けた。
〝この後、カミングアウトして良いんじゃないかな〟
翔子が浴室へ向かい、独りになると歌音は脳内会議を始めた。
〝私は賛成〟
レイは即答した。
〝翔子ちゃん、二つの国家試験、いっぺんに通るよ、そんな気がする〟
丈は少しズレたことをいった。
〝もう一回くらいは、抱きたいな〟
佐助は性欲が高まった。
〝おいおい、佐助、睦基はまだ若いんだから、そんな機会は直ぐ来るさ、ほんとに色欲ばかりだな、カミングアウトは賛成〟
一文字は呆れながらも歌音の意見に賛成した。
〝分かった、じゃあ、僕も翔子ちゃんの後にシャワー借りて、ハイボール呑みながら、タイミング測って話そうか、歌音お願いね〟
〝大丈夫よ、任せて、翔子ちゃんと出会ってそろそろ一年が経とうとするでしょお互い、良い時期だと思う、どっちに転んでも〟
そして、翔子が浴室から戻ると、睦基はシャワーを借り、戻ってくると二人でハイボールを呑み始めた。翔子は既に三杯目だった。
「さっぱりするよ、ハイボール、どうぞ睦基君」
翔子は僕の分も作った。
「ありがとう、うん、旨い」
睦基はグラスの半分近くまで軽く呑んだ。
翔子はテレビを見ながら呑んでいた。睦基はドライヤーで髪を乾かして、残りのハイボールを一気に呑み、新しく二杯目を作った。いつカミングアウトするのか、緊張し、また、半分呑んだ。
「翔子ちゃん、そろそろいいかしら」
突然、歌音は睦基と代わり、歌音のまま、翔子に話しだした。
「はい、歌音さん。大丈夫ですよ」
翔子はいった。
「初めまして睦基君、私はユキです。宜しくね。驚いた」
睦基は頭の中で止まってしまった。
「はい、睦基代わるよ」
睦基の中のみんながコソコソ笑った。
「えっ、あっ、えぇぇ、ユキさん、で、すか、えっ、えぇぇ」
睦基は混乱した。
「やっぱり、まだ、気づいてなかったんだ、アハハ、アハハ、私は杏です。中二の女の子でーす」
翔子(?)は表情、声色が変わってそういった。
〝大丈夫か、睦基、そういうことなんだよ、翔子ちゃんも、俺たちと一緒だったんだ、俺も驚いたけど、それにしても、類は友を呼ぶんだな〟
一文字は睦基を落ち着かそうとした。
睦基は自分の周りの空気だけが止まった気がしていた。懸命に気持ちを落ち着かせた。府に落ちないような、嬉しいような、自分の全てを知ったのかどうか不安感も浮かんだ。
「翔子は、いつ気がついたの?」
睦基は暗い声で聞いた。
「睦基君のお兄さんの事件の後、ユキが教えてくれた、あの時は、怖いのと、心配な気持ちに潰されてしまいそうになったから」
翔子がそこまで話すと、ユキと入れ代わった。
「私が判断したの、あの時、翔子をそのままにしてたら、閉じこもってしまいそうだったからね、そして、歌音ちゃん、一文字君にそれを伝えたわ」
ユキがそういうと、翔子に代わった。
「ごめんなさい、私たちは治療して、今の三人に落ち着いたの、ユキと杏と私とね、一時期は二〇人まで分離した、もう、あの頃に戻りたくないわ」
翔子は目を潤ませていたが、笑顔のままだった。
「そうだったんだ、参った、いや、頑張る、この状況を受け入れるために。翔子ちゃん、僕のこと、どこまで知ってるの」
「うん、歌音さんが睦基君をいちばんに支えていて、一文字さんはインテリジェンスが高くて、丈君は武闘派、レイは戦略家、佐助は性欲の塊って聞いてる」
翔子はほぼ全てを知っている口振りだった。
「佐助はいやらしいわ、エッチよねぇ」
杏が代わってそういった。
「みんなの事、知ったんだ。翔子ちゃん、少し頭の中で相談したい事があるから、待っててね」
睦基は状況を冷静に整理したかった。
〝みんな、自己紹介みたいな事したの、僕たちが何故こうなったか、
睦基はみんなに聞いた。
〝私が話すね、経緯までは話してないよ、あの襲撃の件は簡単に話したわ、どうやって仕留めたかはね〟
歌音は直ぐに答えた。
〝だから、翔子ちゃんは俺を武闘派なんていうだ、俺は気に入ってる、そんな呼ばれ方〟
丈は得意気だった。
〝睦基、何か引っ掛かることがあるのか〟
一文字は不安を取り除きたくそういった。
〝予測つくけど、それは解決したほうがいいわ〟
レイも同じように感じていた。
〝うん、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ〟
丈は、睦基がいい辛いことをはっきりいわそうと後押しした。
〝走らねえよ、俺〟
佐助は的を外した。
〝僕が、母親と父親を殺したこと。それも伝えたいんだ、聞いてもらいたいんだ、みんな、知ってたでしょ〟
睦基は勇気をだして口にした。
〝ああ、分かってた、じゃあ、きちんと睦基が翔子ちゃんたちに、自分の言葉で話さないとな。やっぱり、お前は主人格だよ〟
丈は、その睦基の勇気に嬉しさを感じた。
〝睦基、任せた。素直に自分の言葉で伝えなさい、気が済むように〟
歌音はいった。
睦基たちの今回の会議は、お互いの心の奥底にある感情を曝け出したため、トランス状態に陥っていて、白目を剥いたり、身体が不規則に揺れたりしていた。それが止まり、翔子に目を合わせた。
「翔子ちゃん、ユキさん、杏ちゃん、聞いてくれるかな、僕らがこんな状態になった経緯で隠してた事を」
「うん、心して聞くわ」
翔子は目をキリリさせ、真剣な眼差しを送った。
「前に話したんだけど、僕が施設に入るきっかけが、母親の不倫相手の自殺、母親の後追い自殺と僕が虐待されてたのが明らかになったからっていったんだけど、虐待されてたのは事実、でも、両親の自殺は嘘、僕が二人を殺したんだ、自殺に見せかけね、九歳の時、親を親だと思えなかったけど、殺したのは、後悔してる、だから、みんなと話して、人を殺すのは止めるって誓ったけど、だから、兄貴や森川組の連中の命は奪わなかった」
実際には、丈やレイが表に出てした事も主人格として捉え、睦基は自分の意志でやったようにいった。
「これからも人の命までは奪わないわ、私は信じる、私も信じる、うん、私も」
翔子、ユキ、杏の順に答えた。
「睦基君自信はご両親に直接手を下した訳ではないのに、自分の事として、捉えたいのね、九歳の時の事、これで整理出来たと思う、私たちだから話せたことだと思う、蟠りが少しは溶けたかな、それで良いと思う」
翔子は、翔子自身の言葉でそうつけ加えていった。
「うん、翔子ちゃんにも誓う、誰の命も奪わない事を」
睦基は、命の大切さを再確認することになった。
「実際には、俺が殺したのに睦基は俺を責めたりしないんだ、人間性のポテンシャルは高いんだと思う、俺達の事や名前も持たない闇の中の連中のことまで、気にかけてくれるから、睦基はな、自分が生み出した人達だからっていって、でも、血縁関係者からあんな酷い虐めを受けたんだ、崩壊してもおかしくなかった、睦基は当たり前に生きて行きたいと思ってるんだ、俺もみんなも、そんな睦基と一緒に居るのが嬉しいんだ」
丈が代わって、翔子たちにいった。
「丈ありがとう。君がそんなこといってくれるなんて、驚いた」
「そうなんだ、睦基君、苦しかったろうに、耐えたね、凄い」
翔子は睦基を受け入れた。
「翔子は、お母さんのお腹の中にいる頃から虐待されててね、父親が母親にDVしてたの、殴られたり、レイプされたりで、翔子ちゃんを身籠った事が分かった直後は、少し治ったんだけどね、体型が変わって来るとまた始まった、臨月に入るとお腹殴られてた、だから、生まれる前から父親は怖かったのよ、だから、翔子が物心ついたら私は既に居てね、他にも沢山居たわ、思い出したくないね、翔子、うん、終わった事よ、もう、ユキには色々助けてもらった、大丈夫だよ」
ユキが翔子の経緯を話し、翔子はその苦しみを乗り越えたのを、落ち着いた表情で口にした。
「睦基君、疲れたかしら、お互い、秘密を話すことができたね、今日は、これくらいでいいんじゃない、ハイボール呑みましょ」
ユキと翔子が同時に話した。二人の声が重なるのが分かった。
「今の何?いっぺんに二人で喋った、驚かしてくれるねぇ、資格試験も二ついっぺんに取れそうだ」
同じ解離性同一性障害でも、全く同じ状況ではないことを睦基は実感した。
「頑張らなきゃね」
その後、満腹亭から持ち帰りにした牛カツ重の残りは、カツとご飯を別にした。
カツには粉チーズをかけて、トースターでカリッと焼いた。ご飯は、石鍋でキムチととろけるチーズを足して、石焼きビビンバにした。
睦基と翔子はハイボールとこの二つを肴に、呑み直した。
「大食いは翔子ちゃんのオリジナルなの、僕は、みんなで代わりばんこするよ」
翔子に対して疑問を睦基は聞き易くなっていた。
「私独りのチカラよ、睦基君ずるい、ずるい」
「いや、チームプレーですぅ、ONE TEAMなのさ」
「あぁ、直ぐ流行り言葉使うぅ、でも、上手い、睦基君。ん、誰が喋ったの」
「ボトル空いちまったな、早っ、ビールのロング缶あったよね、締めに丁度良いなライトビール」
お互いカミングアウトし合って、一時は緊張感ある雰囲気になったが、美味しくお酒を呑んで、すっかり和やかな雰囲気になった。
その流れで、ベッドインすると、お互い、入れ代わって、複数プレイになった。佐助の色んな女性を抱いてみたい
睦基は、翔子を一生大事にしたいと思える夜になった。
続 次回、第什参話 女の勘
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます