第15話 悪夢
この回は胸糞悪い
暴力・残虐性・性的行為系の回となるので
抵抗ある方は飛ばして下さい。
この回を読まなくてもストーリーが分かるように工夫はします。
////////////////////////////////////////////////////////////////
ああ…またかよ…
もう見たくもねぇ…
いい加減…忘れさせてくれよ…
苦しい…誰か…
「やめてぇ~~~!!!
誰か~~~助けてぇ~~~!!!」
「へへ…大人しくしろよ…なるべく優しくしてやるからよぉ!!」
「助けてぇ~~~嫌だぁ~~~!!!」
「おい…ガキ共相手に何手間取ってんだよ!」
「誰か来たら面倒だろ?」
「嫌ぁ~~~、ガブ!!」
「痛ぇ!!!噛みつきやがったこのガキ!!!
「ちっ!ガキが調子に乗ってんじゃねぇ!!!」
ボカッ!!
小学校高学年の女子は複数の高校生の男に殴られてそのまま気絶してしまった。
「ふへへへ…よ~し…そのまま大人しくしてりゃ良いんだよ…」
「ほら!!!そっちのガキも捕まえちまえ!!!」
・・・
「やめろぉぉぉ~~~~~!!!」
「お姉ちゃん!!お姉ちゃん!!!」
「はぁはぁはぁ…畜生…ちくしょ~~~う!!!」
「おねえちゃん…大丈夫…ううっ…」
「はぁはぁ…すまない。七海…大丈夫…」
悪夢は…まだ消えない…
・・・
「兄貴ぃ~~~!!協力してくれよ!!!」
「あ?金あるのかよ?」
「金なら…ほらっ!!!」
「ちっ…しけてるな…で?誰攫えば良いんだよ?」
「この女だ!!白石 渚 っていうだけどよ!
空手の有段者だが、この女俺に恥かかせやがったんだ!」
「へぇ~~~、良い女じゃねぇ~か!
けど空手有段者か…厄介だな…何か弱みねぇのかよ?」
「ああ…それなら小さい妹がいるらしいから…そいつを利用すれば…」
「妹?…俺はそっちの方が良いかな~、両方喰っちまうか…」
「へへへ…そりゃいい!!」
いやらしい笑みを男達は浮かべた。
・・・
「おはようございます。旦那様♪」
「おはよう♪マー君♪」
「おはようでござる。今日も良い天気でござるな~」
いつものように小生は如月さんとなっちゃんとで登校していた。
キキキキ!!!
突然前方からけたたましい車の音が聞こえた。
何か喚くような争い事のような声が…
「てめぇら!!七海に手を出すんじゃねぇ!!!」
「分かったよ…その代わり絶対に手を出すんじゃねぇぞ!!」
その後、女の子の泣き声が響き渡った。
「うぇぇぇぇ~~~ん!!!おねえちゃ~~~ん!!!」
ドタドタドタドタ…小生達は急いで泣き声の方に走って行った。
すると…
「む?き、君は…確か白石さんの妹さんだったでござるな?どうしたでござるか?」
「え?白石さんの妹さんなのですか?旦那様どうして知ってるのですか?」
「この間遠出のスーパーで偶然見たのでござるよ。」
「うぇぇぇ~~~ん…きょ、巨人のお兄ちゃん…
お姉ちゃんの友達なんでしょ?お姉ちゃんを助けて~~~!!!」
『『 !?何があったの 』』
「お姉ちゃん…私の代わりに変な男たちに連れてかれたの~~~!!!」
「男達に特徴はある?」
「さめ何とかってお姉ちゃん言ってた~」
「…鮫島!?まさか…あの時気絶させられた事を恨みに思って??」
そんなやりとりをしていると不意に後ろからガラ悪い男が
「おっ…美味しそうな美少女が2人も…
が、今はそれどころじゃねぇ…
おい見逃してやるからそのガキ置いてとっととうせろ!!」
「貴方誰ですか?白石さんの妹をどうするつもりですか?」
「あ?てめぇらには関係ねー、痛い目に遭いたくなければ黙ってろ!!
よぉガキ!お姉ちゃん心配なんだよな?俺が連れて行ってやるぞ?
まあお姉ちゃんと会う事はできるぞ。その後はどうなるか知らねぇけど…」
「…白石さんを連れて行った男たちの仲間って事でござるな?
場所を教えるでござる。
それに…白石さんの妹には…手を出させない!!!」
初めて…旦那様の乱暴な言葉と怖い顔を見た…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます