第3話 自殺すると決めた。
俺の周りは敵しか居ない。
このまま生活していても無駄だ。
教師迄ぐるだから、俺の人生は終わりだ。
俺の内申書には『協調性が無い』『危ない人物』そんな事が山ほど書かれている。
そして幾つかの教科で5段階評価で1をつけられていた。
テストで90点以上でもこれだ。
どう頑張っても大学進学は難しい。
就職も…絶望しかない。
終わりだ…
だから、俺は死ぬ事にした。
だが、ただでは死なない。
彼奴らを全員道連れにしてやる。
俺は全財産を叩いて小型のカメラに、ボイスレコーダーを用意した。
彼奴ら4人だけでは無く、それに加わった奴ら全員を道連れにするべく証拠を集めた。
それら全部の動画をモザイクも掛けずに動画にアップした。
そして、その元の動画を、警視庁、公安、マスコミ、教育員会、果ては西園寺の政敵にまで送った…知っている限りの就職先に進学先にも生徒の名前を書き送った。
遺書も家に置き、さらに自分自身も身に着けた。
これで良い…この後の事は知らない。
死んだ後の事は俺は知らない。
揉み消されるのか、揉み消されないのか…
これで楽になれる。
俺は屋上までいき…息を止めると
そのまま飛び降りた。
ぐちゃり…凄い痛みが全身を襲った。
これで終わり…そう思ったが俺の教室が光り輝いていたのが見えたが、もうどうでも良いな…
「きゃぁぁぁぁー―――――っ」
誰かの悲鳴が聞こえた…その声を聞きながら俺は意識を手放した。
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