第6話 受け継がされる『意志』

       _______『意志』の発芽確認しました。_______

 

 「神のご加護があらんことを」

教会の朝は早い。六時には祈りを捧げ、七時に朝食、八時から各自仕事を始める。

 

「⬛︎⬛︎くん!だいぶ野菜育ってきたね!」

 「うん!これが、きゅうり!こっちが、なす!もうすぐ食べられるかな?」

『僕』たちこどもは将来立派な神父様になるために、畑仕事と、お勉強をする。

しかも、『僕』は『浄化』のスキルを神さまに『ギフト』を貰ったから神官様にもなれるかもだから、一生懸命努力するんだ!

                 教室

 「今日は、スキルの授業をします。」

 「まず、スキルには、汎用型と特化型があります。

 汎用型は、属性魔法の威力が上昇するアタッカー、バフ・デバフなどできるサポーター、の二種類

 特化型は、言葉どうり何かに特化した能力が使えるようになります。

例えば、解呪・蘇生・浄化・生成・鑑定…などなど、強力な何かを使えるようになります。」

「そして、ごく稀に、スキルを二個持つ『勇者』が現れます。『勇者』は、時代を作る存在だと言われており、神さまの加護が物凄く強いと、伝えられています。」


                  中庭

「パン美味しいね!⬛︎⬛︎くん!そういえば、⬛︎⬛︎くんのスキルって特化型だよね?『浄化』ってどんなスキル?」

「ん〜、毒とか、軽い呪いとかを治せたり、濃すぎる魔力を薄くしたりできるよ!」

「え〜!!すごい!!!いいな〜。私はまだ九歳だからスキルないけど、来年楽しみ!」

「明日も、こんな普通の生活が続いてくれたらいいな〜」

「⬛︎⬛︎くん?どうかしたの?」

「いや、なんでもないよ。アリスちゃん。」




      _______『意志』の成長確認できません。_______

      _______『意志』の強制覚醒実行します。_______


              

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