第5話 『撃滅の意志』

                  教会

_______『385137443』_______    『消滅』    

 鍵部分だけ消して、ドアを開ける。

_______『246112210042』_______   『気配感知』

地下に15人と、姉さんの気配。まだ生きてる。

_______『23132100652513』_______  『空間歩行』

一瞬で背後に回り込んだ。姉さんは傷だらけだが息はある。先に片付けるか。

_______『327442557141000』_______  『死滅の魔弾』

全弾命中、三人死亡、なんでこんな田舎に手練れが、クソが。

「おまえが⬛︎⬛︎だな、死ぬか我々に付くか選べ。後者ならおまえの姉は助かるが、どうする?さあ選べ。」

「どちらも断る。」

「ウッ、」

「姉さん!おいその手を離せ!」

「恨むならおまえのスキルを恨めな。」

「『おまえら絶対殺してやる』からな」

_______『意志』覚醒しました。スキルとして授けます。_______

「ん?魔力量が上がった?まさか二つ目の『ギフト』?それは、勇者の特権だろ、我々教会の特権のはずが、なぜおまえに…」

_______『240227442557141000』_______  『撃滅の魔弾』

全弾命中、全員消滅確認。

「そういえば生徒に言い忘れていたな、制御できる魔力の量は、体内の魔力量に比例する。」

_______『4283』_______     『治癒』

「姉さん、痛くn…え?治らない、嘘だろ、『呪い』か?」

『呪い』は、呪いを掛けた本人か、『解呪』のスキルでないと解けない。

「『俺』のせいで、怒りに任せて動いたからだ。」

「⬛︎⬛︎、、」

「姉さん!しっかり、解呪師の友達がいるんだ。そいつの所まで飛ぶ。捕まっててね。」

「⬛︎⬛︎、いいの私は、、もう穢れてしまった。、、、しかも、、もう手遅れでしょ?、、、さすがに分かるわ…。今までありがとう、、駄目な姉でごめんね、、幸せにn、、、」

「姉さん?やだよ、、こんな終わり方、、なんで、、」


後ろから足音がする。教会の奴らだろう。

背中が熱い。寒くなってきた。

あぁ、姉さんすぐにそっちいくよ。


   _______個体名『エルア・シュタイム』の生命反応消失_______

   ______『意志』発動します。次の⬛︎⬛︎へ、繋ぎます。_______


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る