「ただ君に空を見せたかったんだ」このタイトルが絶妙だと思える物語でした。学校のプールに忍び込み、制服のまま綺麗な背泳ぎをしていた不思議な少年はいったい何者なのだろう?辛い過去を引きずり未来を生きられない夏人と、水泳部で明るいスポーツマンの柊。高校に入学したての頃に出会った2人。さて、彼らの未来はどうなるのか?彼らが抱く若く純粋な恋心を応援しながら、ついつい次のページをめくりたくなる作品です。
一番に感じたのは、キャラクターが立ってるところでした。男子高校生っぽさリアルで、でも椎名君のミステリアスな感じが可愛いです。描写も繊細なので、登場人物と目線が合いやすいなと。あまり読まないジャンルの作品だったので、新鮮でした。まだ途中までしか読めていませんが、また読みに来ます!頑張って下さい!