1 ※ボーカ視点

それは急な知らせだった

「バン村でモンスターが大量発生してお前の両親が襲われたらしいぞ、幸い高ランク冒険者が素早く殲滅したらしいがお前の両親は倒れたらしい」


バン村とは自分が冒険者になるまで住んでいた村のことであり、うちのパーティーメンバーのドランも住んでいた村だ。


この知らせを聞いた時に俺の中で色々考えた結果冒険者という職業は一旦辞めて村に戻ることが先決だと思った俺はドランとグィタにこの話をして村に戻ることを告げた。


親に俺の彼女を2人とも紹介したかったためだ。


うちのパーティーにはもう1人ベスという名のメンバーがいるが最近は敵の前に立つことはないが俺らに対してのサポートが手厚く俺の能力ではなくベスのおかげでできているものだということがわかっていた。


なので、俺はその日の夜にベスを呼び出した。


「もう言いたいことは分かるだろ、ベスと俺らのパーティではレベルが違うんだよ」


これが最後のあがきであったのかもしれないがあえて突き放すことで俺らと後腐れのないものになるだろうと考えていた。


次の日に村までの乗合馬車まで時間があるということから3人で最後のクエストを受けに街からの門を出る前に村にいた時によくお世話になってたおじさんがいた


「ちょうどよかった!今からお前らを迎えに行こうとおもってたんじゃ!さ、村に戻るぞ!」


そう言われた俺らは冒険者にギルドに急いで戻りクエスト未達成の違約金を払い急いで門の前に向かった


それから村に戻った俺たちは両親の前で2人の彼女を紹介し、幸せな家庭を築いていった。


ざまぁされると思われてた側 〜完〜

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