謎のシュメール文明
イラク地方にはるか昔、シュメール文明が存在していた。
現代人がそれを知ったのは、シュメール王朝の中でも最も有名な王である、グデアの神殿が発見されてからである。
シュメール文明は謎が多く、紀元前四〇〇〇~五〇〇〇年頃に栄えた。
シュメール人が使っていたものは、現代文明によく似たものが多かった。
例を挙げると、車輪付きの輸送機関、天文学、数学、レンガ造りの大きな建物、書物、商業活動施設などがあった。
それほどまでに栄えたシュメール文明だが、紀元前一九〇〇年頃に、突如としてその存在が消失してしまう。
消失の理由は何か?
滅亡? 否。戦争? 否。
その答えはいまだ正確にはわかってはいないが、どうやら文明が成熟しすぎたことが原因のようらしい。
進化は頭打ちになり、文明は衰え、そして己を高級なものだと思わなくなったことから、次第にシュメール人は減少していき、やがて消失してしまったのだ。
行き過ぎた進化は、種の退化を促してしまうのかもしれない。まあそれは、意思と知識をもった人間という種、限定の話かもしれないが。
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