10曲目 『2桁の大台』

テスト前が一番捗るよねこういうの。

こっそりとやるえっちなこともそうだよね。

つまり背徳感があれば大体なんとかなる?

それはチーズ牛丼にラードとバター乗せて、ニンニクすりおろしジュースを添えるぐらいの暴論ですねぇ!!

それはそうとプロローグ含めて11話目です

これからも不定期によろしくお願い申し上げます


「おはよう雑魚」

「ぁ?」

「くかくか寝てて幸せそうだったね」

「ッふぉゑ等No.58!?」

「全く気付かずに寝てたことは分かった」

「いつから?」

「知ってる?2限からずっと今まで」

「頭をユサユサされてた気はした」

「なら起きろや」

「寝させてよ」

「せんせーこのひとさぼろうとしてまーす」

「もうぽきたので」

「寝てろよ」

「さっきまで起きろとか言ってませんでした?」

「まだ寝言しか口から出ないやん」

「この可愛いクリクリおめめが見えない?」

「おっ良い的がある」

「ダーツするのならまだしもコンパスはやめない?」

「ええやん何が悪いの?」

「当てようという気がしない」

「そもそものお話だとダーツはやったことがない」

「今度やりに行きます?」

「平然とハサミを構えないでくれよ」

「大丈夫大丈夫、真ん中刺すから」

「心臓って思ったよりも真ん中にあるんだよ?」

「良かったじゃんおっきな的で、2桁の大台どころか3桁ぐらいの点数取れそう」

「2桁で大台って殆ど外してるじゃん」

「実はそこまでやったことない」

「てかハサミって刺さらないよね?」

「え、蹴り込む」

「ダーツって腕だけを使うんですよ?」

「足も上手く使わないと」

「使う方向性に何か別のものがあるような気がしますね」

「道は切り拓くことで出来る」

「蹴り拓いてもそれはただの暴力なのよね」

「力がないと生きていけないのよね」

「もしかして原始人かぁ~?文明開化してるゥ?」

「時代も切り開こう」

「だからハサミを置け」

「チェ~!!!!!!!!!」

「うるせぇなぁもう、寝起きなら静かにしなさいおばあちゃん」

「クソジジイ無理すんな、聞こえるようにしただけですのよ」

「その耳よくかっぽじれよアマが」

「耳掻きえーえすえむあーるしてやらぁよドリル持参しろ」

「その喧嘩買ったァ!」


この後滅茶苦茶カラオケした。

お互いの耳がぶっ壊れて仲良く耳鼻科に行った。

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