第3話
今日はいつものルートからコースを変更し、ちょっと遠くまで冒険してみることにしました。
しばらくすると、急にまるすけは歩かなくなってしまい、心配になった私は、まるすけを抱き上げると頭を撫でてあげた。
「 どうしたの? 」
「 クゥ~ン… 」
「 疲れたちゃったのかな? 」
「 ワゥ~!ワンワンッ! 」
「 きゃッ ちょっと!まる…… 」
急に暴れだしたまるすけを地面に降ろすと、わたしはリードに引かれながら、まるすけに公園の中へと連れていかれた。
しばらくまるすけの後を追って走って行くと、スベリ台の奥のほうで何やら騒いでいる声が聞こえてきた。
更に進むと、地面に置いてあるランドセルが見えた。
小学生?
まるすけはその方向へと更に走って行き、少年達の近くまで来ると、まるすけが急に猛ダッシュをし始めた。
あまりの速さに、わたしの手からリードがすり抜けてしまった。
「 あッ、行っちゃダメッ! 」
そのまま、まるすけは少年達の中へ飛び込んで行ってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます