4、二度目の精神病棟とそれから

 病院の先生に理由を聞かれ死にたかったからと言ってしまった私は精神病院に入院することとなった。

 最初は閉鎖。私はすごく死にたかったのでそれを邪魔されたように感じ、怒り狂った。大声は上げなかったが、ベッドをガンガン蹴ったり、2日か3日に一回来る担当医に強くあたったり文句を言ったりした。

 このときはかなり興奮状態で一個のことにこだわっていて早く出たいと思いながらもいい子にしてるほうが早く出れるということをしばし忘れていた。

 しばらくしてからそのことを思い出し、不自然に思われないよう今後について話すようにしていった。

 そうしてとりあえずは開放病棟へ。そこは一人一部屋とかなり良かった。正直スマホやネットが使えるなら長くいてもいいと思った。

 けどそこの病院は前のとこと違ってスマホは使用禁止だったため、親が家に持って帰ってしまっていた。あとこっちの閉鎖病棟は小部屋だったからかトイレが部屋の中にあった。それは嫌だった。

 でも開放病棟は先に書いたようにスマホが使えるなら長居出来る……気がする。


 退院してからがA型作業所か。順番逆だった。

 でA型は最低賃金でるけどそれでも私には一人暮らしをするって目標があったから足りなくて。

 でもそれでも、1年以上は続いたのは少し成長した。アルバイトなんかは長くて三ヶ月しか続かなかった。一番はやいのは半日で音を上げた。

 それはスーパーの鮮魚で寿司作りだったんだけど、冬でただでさえ寒いのに足は貸出の長靴履いても水は浸透してきたして冷たくて。寒くて冷えて死にたくなってとにかく死にたくなって、体調不良ってことで帰った。

 A型作業所も人はまぁよかった。

 でも一人暮らしのため時給千円は必要だなってことで求人見てピッキングで検索して出てきたとこに応募応募応募。

 その中で受かったとこは冷蔵庫内作業で始める前から不安しかなかったし、実際働いて、やめたいって思うことも何度もあったけど、生活がかかってるからやめるわけにもいかず。


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る