いけない恋

エピローグ ロボット

ロレットは、勝成と日本で暮らしているときに、薄々彼は「ロボット」なのではないか、と思っていた。それは、人間研究所の対象者データと作られた経緯を見たときだ。

「この研究所は2000年、日本が借金を減らすために作られたものです。そして、次が対象のデータです。」

「一遠巻晴人の息子勝成」

「二…」………………………

そして、ここには「勝成は人研史上最高のロボットでしたが、暴走を起こし、海外に逃げた。」と書かれていた。そして、彼の父は人研の創設者そして社長であり、これは人生を再現するロボットの作成と書かれていた。そして、ロボットはアレをすることで充電できると書いてあった。最後に、最後のアレで彼の背中にバッテリーとmade in Japan at Jinkenと書かれていた。彼女は彼の正体を知り涙を流した。

　そして七月二十一日警視庁は政府に反乱を起こし、その上人研で働いていたものを逮捕し、勝成は…処分された。

　「勝成…」