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ジトっと睨みつける3匹の白いサル、静かにファイティングポーズを決める、タヌ助とサキ、湯に浸かり体を隠すアヤ。
少しの緊張と静寂が終わると、戦闘が始まった。
白いサルたちは、タヌ助とサキに襲い掛かった。
タヌ助は2匹の白いサルを、サキは1匹の白いサルを相手に戦った。
どちらも一進一退の攻防が続き、なかなか勝負が着きそうになかった。
戦いが動いたのは、サキと戦っていた白いサルが、何度目かの攻撃をサキに仕掛けた時だった。
白いサルの攻撃を、サキは体を捻りかわした。
しかし、白いサルは急に手を返すと、その手が、サキの胸のタオルに引っ掛かり引っ張った。
サキの胸を隠していたタオルは解け、はらりと落ちた。
「おおっ。」
白いサルは思わず、タオルが取れて露わになったサキの胸を見た。
が、しかし。。。
そこには、白いサルが期待していたものは、無かった。
「たっ、たっ、たっ、平な、地平・・・。
凹凸が、無い。。。」
白いサルはカクンと口を開くと、とても残念そうな顔で、サキの胸を見つめた。
「隙ありーーっ。」
サキは気合の入った声を出すと、左ストレートからの、右アッパーを綺麗に決めた。
白いサルはノックアウトされ、湯の上に浮かんだ。
丁度その時、タヌ助の攻撃をかわした1匹の白いサルが、湯にしゃがみ込んでいるアヤの前に迫った。
アヤは、先ほどのサキの攻撃見て、
(このサルたちは、女の子裸を見ると、一瞬、隙ができるのね。)
と勘違いした。
「よっ、よし。
じゃあ、これで、どうよ。」
アヤは足を少し開き、両手を腰に当てて、勢い良く立ち上がった。
タヌ助は、もう1匹の白いサルを押し返すと、急いでアヤの方を見た。
「アヤさん、大丈夫でっ。。。」
タヌ助がそう言ってアヤを見た時、アヤの何も隠していない、裸が目に飛び込んで来た。
「ぐはぁっ。。。」
タヌ助は鼻血を吹き出し、後ろへ倒れ込むと、湯の上に浮かんだ。
アヤの裸を見ても、白いサルに隙はできなかった。
ニタニタ笑いながら、アヤの方へ にじり寄って来た。
「えっ、なっ、なんで。」
アヤは少し青い顔をすると、後ずさりした。
「アヤ、何してるの。
アヤはわたしより胸があるんだから、プルプル揺らしながら見せたりしたら、逆効果よ。」
サキはそう言うと、アヤに近づいて来た、白いサルにキックを入れた。
白いサルは蹴り飛ばされ、もう一匹のサルとぶつかり、倒れた。
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