第164話 責任を取って子作り
「ん? あれ?」
「ど、どうしたんだ? クロード」
そしてクロードきゅんが身体強化をしてマットを三枚一気に持ち上げて体育倉庫から出て体育館へとマットを敷きに行こうとするのだが、体育倉庫の扉部分で止まってしまうではないか。
「いや、扉が開かないんですけど……?」
そしてクロードきゅんは扉が開かないと言うではないか。
こ、これって神様が私に襲えというお告げなのだろうか? それともれ?」
「ど、どうしたんだ? クロード」
そしてクロードきゅんが身体強化をしてマットを三枚一気に持ち上げて体育倉庫から出て体育館へとマットを敷きに行こうとするのだが、体育倉庫の扉部分で止まってしまうではないか。
「いや、扉が開かないんですけど……?」
そしてクロードきゅんは扉が開かないと言うではないか。
こ、これって神様が私に襲えというお告げなのだろうか? それとも神が私に与えた試練なのだろうか?
「は? ちょ、ちょっと待ってろ。 先生が一度見てみるから」
「あ、はい。 お願いします」
しかし私はクロードきゅんを襲わないと自分自身に誓いを立てたのである。
「ん……確かに、何かに引っかかって開かないようだな。 もしかしたら先ほど私がこけた衝撃で何かが引っ掛かって開かなくなってしまったのかもしれない。 本当に、クロードにはなんど迷惑をかければ気が済むのか……申し訳ない」
「いえ、カレンドール先生のせいではないですし、あそこは男性である俺がしっかりとカレンドール先生を受け止めてあげなければいけませんでした。 俺の方こそ申し訳ございません」
「こら、クロード。 生徒が謝るでない。 今は先生であり大人でもり、そして保護者でもある先生が謝る立場であるし、何かあれば責任を取るべき立場だからな………………………責任を取って子作りをしても良いのだぞ?」
「あ、ありがとうございます…………へ? 最後の方何か言いましたか?」
「あっ、やっ、なっ、何でもないからっ!! 何でもないから忘れてくれっ!!」
「…………? わ、分かりました」
あ、危なかったぁぁぁああっ!! 思わずぽろっと本音が出てしまったっ!! というか今ならば自然な流れで押し切れるのでは? と邪な考えすら持ってしまっていたっ!!
しかしながら今この現状。
体育倉庫という狭い空間でクロードきゅんと二人っきり。 しかも何故か扉は開かなくなり密室であり、体育倉庫という事もあって空調設備などついている訳もなく、クロードきゅんと私の体温で体育倉庫内はそこはかとなく生暖かくなってきているように感じる。
そんな環境下で正常な判断をしろというのが酷ではなかろうか。
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