第24話 ピッチピチの三十歳

前回学園に入学できるのは十二から十五と誤って表記しておりました。


 本日十五から十八へと変更いたしました∩^ω^∩もう一つ同時進行している作品とないまぜになってしまってました。


何卒です


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 だが流石にニーナがそう思っていたところでニーナだけ特別扱いをする訳がないだろう。


 ここで例外を出してしまうと、面倒臭い貴族たちが『私も入れなさい』や『私の娘たんを入学させろ』などと十八歳を超えており学歴はないが最近権力だけはついてきた貴族がごった返す事になりかねない。


 その為、制服に着込んでいく気満々になっているニーナには悪いのだが、まず無理だろう。


「だって私はまだピッチピチの三十歳ですからねっ!!」


 いやぁ……ニーナの年齢を初めて知ったけど……流石に無理がありすぎるだろう。


 てか、ニーナどんだけ見た目が若いんだよ……見た目だけならば二五歳前後という感じで昔から変わらない気がするんだが、これが美魔女という奴なのだろうか。


 この見た目ならば頑張れば高等部の生徒として…………ぎりぎり……いや、かなり無理があるような気がするんだが、ニーナのこの自信は一体どこから溢れ出て来ているのだろうか?


 もしかしらたメイド仲間からいつもお世辞で『ニーナさんって若いですよねっ。 まだ高等部でも通用しますよぉ〜。 一体どんなスキンケアをやっているんですかぁ〜』と、後輩などからの心にもないお世辞を真に受けてしまった可能性があるのではなかろうか?


 そうなった場合はこれから『高等部として通用しない』という残酷な真実を告げられて傷つくのはニーナ本人である。


 これはニーナの主として阻止してやるべきか、それとも敢えて無視して身を持って体験させるべきか……。


 そして俺は心を鬼にして後者を選ぶ。


 というかどうせ俺がここでその事を指摘しても間違いなく今のニーナは信じてくれないだろうし、最悪ニーナと俺と今現在友好的な人間関係に亀裂が入ってしまう可能性だってあるのでる。


 これから数年間もの間ニーナとは一つ屋根の下で暮らすのだからできる限り人間関係は良好にしておきたいと思うのは致し方ない事だと俺は思う。


 なので今回の件は全て学園側にぶん投げるのは致し方ない事だと思う。


 大事なので二回言いました。


 いやほんと、冗談などではなく学園側はそこのところしっかりと分かってもらいたい限りである。


 これによって学園側の俺に対する評価が下がってしまうような事にだけはならないように、そこはしっかりと私情を挟まずにちゃんと評価をしてほしいと思う。


 それでも評価するのが人間である以上多少は影響してしまうのだろうが、露骨に評価を下げられていないようであればもうこの際許容範囲内であると諦めよう。


「どうしたんですか? クロード様。 少し表情がいつもより少し硬い気がするんですけど?」

 

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