重い想い
紫の視界に入る全てが憎い
僕はいつの間にか全てを恨んでた
何をなしたか、何をなせるかそれが必要
みんな口を合わせて言う
僕は何も成してない、何も成せない
なぜなら弱いから、自分が弱いとわかっているから。
今思えば思い出というものが全て希薄に感じる。
例えば小学校、特に何も思い出せない
嫌なことが沢山あったはずなのにそのエピソードが思い出せない。
例えば中学校、引越しをして転校していじめられていたとは覚えているのだが、エピソードが思い出せない。
例えば高校、友達は沢山できて楽しかったはずなのに、楽しいエピソードが思い出せない。
ただ1つ覚えているのは常に自分も世界も呪っていたことだ。
自分の顔を呪って、声を呪って、性格を呪って、親を呪って、兄弟を呪って、友達を呪って、知り合いを呪って、先生を呪って、学校を呪って、宿題を呪って、昨日を呪って、明日を呪って、世界を呪って、人生を呪って、いつの間にか何が辛いのか、何が苦しいのか、何を恨むのか、何を嫌うのか、何をしたのか、何をしたらいいのか、全てが分からなくなってきた。
この恨みをどこで晴らせばいいのか、いや晴らし方すら分からない、
僕が吐いた呪いが体に絡みつき僕は自分の首を絞めていた、だが僕はそれが心地良かった、なんの取り柄もなく何も成せないそんな僕が希死念慮に助けを求めてしまうのはいけない事なのだろうか。
自分のことすら分からないのに、ヒーロー気取って頑張ってるけど実際何も成せない何もできない。
言葉にならない沢山の悩みを抱え沢山の闇を抱えそれを理解できず、理解されず、そんな自分に「頑張れ」だとか「なんとかなる」なんて言葉をかける人間がいる、悪気はないし、彼らは本当に心の底から思ってるのだろう。
そんな人間が理解できない、いや、そもそも自分のことが分からないのに他人のことが分かるわけないのだ。
こんな思考を頭に並べているがこの思考が自分のものなのかすら分からない。
結局僕は不完全で矮小で卑屈で孤独で後悔ばっかりのただの人間だ。
答えを探して長い道のりを背中を丸めて下を向いて、涙を流しながら歩くしかないただの人間だ。
書き散らし くじらのなみだ @Qujilatear
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