2.恥ずかしくないです!
「繰り返しますけど、ホントもう、
「だいじょーぶ! そこはほら、百戦錬磨のあたしたちが
「腕が鳴ります」
「怖すぎますよッ! 特にお
また、美人でそこそこ評判になってしまったお
「お恥ずかしい限りです。なればこそ、恋愛自由化の現代、本当に素敵な殿方と快楽の極限を追求したいのです」
「不穏な単語が混じりましたよ?」
「わ、私もですっ! 私も、セックスしてみたいですっ!」
「ぶっちゃけましたね、お
「横文字を使うと、な、なんかハイカラで、恥ずかしくないです!」
「
「で、でもでも私、色っぽい展開とか全然なしで殺されちゃったんですよ! その後も口先でごまかされて、あんまりなんです……っ!」
「それは、まあ……確かに、扱いが雑なとこありますけど……」
さすがにちょっとしんみりする
「だからさ、
「そんなの乗ったことないですッ! ど、どんなプレイさせる気ですかッ? 大体、
「キャッチ&リリースするから! 死ぬまでは行かないようにするから! イクけど。イカせるけど。なんちゃって、ウケるーっ!」
「だます努力くらいしてくださいよッ!」
できるだけ見ないふりをしていたが、美女と美少女の三人の、ゴスロリメイド服の胸もロココドレスの胸もチャイナの胸も、ものすごく立派でピチピチだ。
この世もあの世も不条理だ。
「いくら私が
「そういう考え方も、しないでもなかったけどさ。あたしたちにも一応、
「具体的には、
「ですから、不穏な単語が混じりましたよ? もう隠す気もないんですか?」
「昔は、その、結婚も
「無理して横文字を使わないでください。むしろ死語です、それ」
「つまり、二十歳になる前の女の子じゃないと、うまくいかないのよ。
「殿方の
「そりゃ皆さん、信頼と実績のメガトン地雷ですからね。十代の男の子にはキツいですよね」
精一杯の
相変わらず、やさぐれたままの
「じゃあ……次の誕生日まで逃げ切れば、私は助かるんですね?」
「そんな
「一〇〇%ピュアな
無駄だと分かっていても、言わずにはいられなかった。これが若さよ、と、
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