episode1 異世界転生
いつも通り、朝8時に起きる。
朝食はコンビニに買いに行く。
昨夜も2時までSRWで周回をしていた。
コンビニに向かっている途中、登校中の2人の子供達を見かけた。
「俺昨日2もレベル上げたんだぜ!」
「レベル2も!? 僕は1しか上がらなかったよ〜」
「お前が落ちたあと、ソロでレベル上げしてたからな」
「僕ももう少しプレイ時間増やせたらな〜」
恐らくSRWの話だろう、夢中になって話している。
赤信号だったので止まって待つ。
すると先程の2人の子供達が赤信号なのに渡り始めた。
話に夢中になっているのだろう。
トラックが走って来ているのが見えた。
「危ない!」
考えるより先に、体が動いていた。
俺は2人の子供達を突き飛ばした。
「ドカーン」
俺はーー死んだのか
「ん……ここは?」
目覚めると、知らない場所で寝そべっていた。
「病室でも無いし……」
周りを見渡せば、広大な自然。
何処かで見覚えがある様な気もするが……
よく見ると道がある。
「とりあえず道に沿って歩いてみるか」
道に沿って歩いていけば、人と会うかもしれない。
見上げれば、青々とした空が広がっていた。
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