第5話

 チロシです。


 プレオープンの日なのに朝から、てんやわんやの大騒ぎとです。


 ヴィヴィがリアの朝食を奪うとです。


 リアは俺の股間を覗くとです。


 エヴァは今日も可愛いかとです。


 ココちゃんは朝から癒しをくれるとです。


 まだ準備も終わってなかとです。


 あぁー早く三人娘達に準備を手伝って貰わないと間に合わないとです。


 早く、もっと早く、キリキリ働けと言いたかとです。




~*~*~*~




 ヴィヴィがリアの卵サンドを食べた事で、リアが凹んでいたが俺が新しく冷蔵庫から卵サンドを取り出して、リアに手渡す事で事態は収束したが、新たな問題が発生する。


「チロシ、ボクを助けて、早く助けてよ――」


 ガレージのシャワールームからホースで、お湯を湯船に貯め様としていたエヴァが俺に助けを求めてきていたからだ。


 エヴァの声がする方を見やると、どうしたらそうなったと聞きたくなる姿になっているエヴァが床に転がっていたのだ。ホースで亀甲縛りみたいに縛られて……いや自分で転がった拍子に絡まったと言った方が誤解がなくてすむかな。


 そんなエヴァを救出する為に近づくと、ホースに足を取られてしまいエヴァの上に覆いかぶさる形で、エヴァの上に乗ってしまった。


「ちょっと、ボクに何か恨みでもあるのチロシ、遊んでないで早く助けてよ」


 エヴァのお怒りをスルーしながら、俺は起き上がろうとするが、エヴァが暴れもがくのを止めないから俺まで一緒になって、ホースにグルグル撒きにされてしまう。


 俺はエヴァに暴れるなと言うとヴィヴィを呼ぶが反応がない、仕方ないのでリアを呼ぶが反応がない……待てど暮らせど二人が家から出てくる気配もない。俺は辺りを見渡して、何か使えるものはないかと探すと、俺の目に飛び込んできたのが、この商品です。


 商品ナンバー105番、超強力ねばねばローションの「スベスベぬるぬる君」であった。


 この商品は、女の子の肉壷が濡れていなくても、このローションを使えば一発で奥まで挿入できる優れものだ。にゅるりにゅるりと奥まで抵抗を感じないまま入り、女の子に苦痛を与えない代物なのだ。


 スベスベぬるぬる君の容器(業務用2L入り)を取る為に、俺はエヴァを引きずる形になってしまったが、どうにかこうにかして容器を手にする事が出来ていた。


 容器の蓋のキャップを開けると、俺はエヴァに容赦なくローションを掛けてしまう。


「冷たい、冷たいよ、チロシ止めてよ、制服が台無しになってしまったじゃないか、どうしてくれるんだよ」


 エヴァが言っている制服とは、以前に俺が強権を発動して決めたシスター服である。清楚系の上半身に下半身はミニスカ&ガーターベルト・ガーターストッキングを組み合わせた大人のシスター服である。


 そのシスター服に、ローションをこれでもかと俺はぶち掛けており、エヴァはローションでヌルヌルになってしまい、見ただけでもエロスが滲み出ている姿になっていた。


 俺とエヴァがホースでグルグル撒きになって既に五分以上は経過していたから、俺は急いでホースから脱出する事にした。


「ちょっとチロシ、そこはボクの胸だから、掴まないで、痛いから……感じちゃうから……変な感じになっちゃうから……あぁぁんっ、チロシのバカ……」


 エヴァが暴れてくれたおかげで、俺の右手はエヴァの胸の前できつく固定されていた。その手を引き抜くには、エヴァの胸は避けては通れない道なのだよ。


 エヴァ、我慢しろ、右手を取らないとエヴァの胸から手を退かす事もできないんだからな。


「でも、はぁ、はぁ、はぁ、ボク、感じちゃって……したくなっちゃった……しようよチロシ♡」


 はぁ?エヴァそれ所ではないだろうが、よく考えろよ。


「ダメ、ボクがチロシのを入れてあげるから、待っててね♡」


 エヴァの左手は、偶然にも俺の股間近くにあり、俺のズボンのチャックを下ろすと、パンツから肉棒を器用に取り出して、エヴァの肉壷前まで誘導されてしまう。


 ホースとの隙間が少しだけあるとはいえ、何でそこまで上手く誘導が出来るんだよ。おかしいだろう……あっ……挿入しちゃいました……


「チロシ、動いて良いよ、激しくなくてもいいからね。チロシの肉棒が怪我してるの知ってるし、ゆっくりで大丈夫だからね。ボクが感じる部分に誘導してあげるから大丈夫だよ……そう、そこ、いい感じ……あぁぁんっ♡」


 エヴァの甘い喘ぎ声で、俺の肉棒ははち切れんばかりの膨張を遂げており、これ以上ない程にギンギンになっている。そんなギンギンな肉棒をエヴァが上になる体勢になって、エヴァの腰使いで俺は感じてしまう。


「ゆっくり、ゆっくり、ボクのココをもっと肉棒で擦って……あぁ、そう、そこ♡もっと強く擦り付けて、ボクも気持ちいいよ♡チロシ、チロシ、好き、大好き♡」


 俺は俎板の鯉まないたのこいの状態で、エヴァが一人で興奮していただけなのだ。俺も始めの方は肉棒がヒリヒリして痛かったが、次第にアドレナリンが分泌されて着たことで、脳内麻薬の麻痺効果が効いたお蔭か、次第にヒリヒリした痛みも感じなくなっていた。


 こうなれば、俺のターンである。


「ちょっとチロシ、そんなに激しくしたら、また痛くなるよ。もっとゆっくりでも大丈夫だからチロシ、落ち着こう……きゃん、あぁっ、そこ、もっと突いて♡」


(エヴァのやらしい声がしますわ。きっとチロシとエッチな事をしてるんですわ)

(ご、ご主人様は目を離すと直ぐに、性交をしたがりますからね……)


 ガレージの奥からヴィヴィとリアの声が聞こえてきだしたので、俺は早く終わらせる為に、エヴァの肉壷を少し乱暴だが、エヴァのGスポットと肉壷を同時攻撃する事で、エヴァを絶頂させて終わらせようと、高速ピストンに入る。


 エヴァの体をハグした状態からの、下から腰を突き上げまくり、ホースが緩まった事で俺の左手も自由になっており、その左手をGスポット攻撃にあてた。


「チロシ、突き上げながら入り口を弄るの気持ちいの、もっと突いて弄って、あぁぁんっ、気持ちいい♡もっと♡もっと♡」


 そんな激しい動きが功をそうしたのか、ホースでグルグル撒きになっていた二人は、ホースも解けてしまい自由になっていた。


「イクッ、イッちゃうよチロシ、来るの、きちゃうの……イクッゥゥゥゥゥ♡」


 エヴァが絶頂を迎えると同時に姿を現せたヴィヴィとリアは、俺達二人の姿を見るや、何とも言えない表情を俺に向けてきていた。


「チロシ、何をしているの?ホースを体に撒きつかせて性交をするとか、どんな行為なのですか?」

「うわぁ……ご主人様、私にもして下さい♡」


 ヴィヴィに何でこんな事になったのか説明すると、ヴィヴィは訝しい表情で俺達二人を見ていたが、プレオープンの時間も迫っている事を思い出して、俺達二人にガレージのシャワールームで体を綺麗にして来る様にと促して、お店の方に消えていくが、リアが何故か俺の傍を離れずにいた。


 絶頂して気を失っているエヴァをお姫様抱っこしてシャワールームに行こうとしている俺に、リアは後ろから腰の辺りを抱きしめてきて、俺の肉棒を後ろから扱きはじめだしていた。


 おいリア、服が汚れるから止めろよ。そんな事より、仕事の準備をヴィヴィと一緒に手伝ってやれよ。


「私にも、ご主人様のご寵愛を下さい。私も太いのが欲しいのです。今朝は玩具でご主人様にイッかされただけなので、我慢できないのです♡」


 リアは俺のヌルヌルの肉棒を一生懸命に扱いており、その手付きはやらしくて、そして優しく、そして暖かく、愛おしそうに肉棒を扱くリアの表情は、紅潮して真っ赤になっており、そんな表情のリアを見るや肉棒が元気を取り戻してくるではないか。


「ご主人様の肉棒が、立った、立ちました♡」


 ガレージのホールで、卑猥なリアの言葉が木霊しており、それを聞いたチロシは頭の中が真っ白になり、その後の意識が飛んでしまったとか……合掌。




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チロシのぼっきキャンプ~異世界エロ旅行記~ 和蔵(わくら) @nuezou

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