第14話
チロシです。
リズの陰毛を全て剃り終えて満足したとです。
ツルツルのアソコが丸見えな状態とです。
アソコが丸見えになってると興奮するとです。
その後にクマの魔石を回収する為に、アーマーナイトXVで魔石を引き出している最中に事件はおこったとです。
シムニ゛ちゃんに続き、アーマーナイトXVも負傷したとです。
辛かとですよ。
~*~*~*~
おいおい、アーマーナイトXVまで傷者にされるとか聞いてないぞ。なんじゃこりゃ~。
「チロシ大丈夫?怪我はない?」
俺は怪我は無いが、アーマーナイトXVのバンパーが……
「バンパーって、確か車の前に付いてる物だったよね」
俺は無言で頷くとエヴァは駆け足でバンパーを見に行ってくれた。
「ちょっと、何処にも傷や凹みもないよ。どうなってるの?」
んっ……まさか……。
俺はシムニ゛ちゃんの件が頭を過ぎった事で、直ぐにアーマーナイトXVのボンネットを開くレバーを引いて車外に降りた。そしてからエヴァが居るバンパーの前にくると、ボンネットを開け放ち中を観る。
やっぱり……シムニ゛ちゃんの時と一緒かよ。
「えっ?何これ、魔核が車に寄生してるの。車に命が宿っている……」
エヴァの呟きに俺は何を言っているのか理解できなかった。だが、アーマーナイトXVに命が宿る?なら、シムニ゛ちゃんは既に生き物と化していたのか?へえっ?意味がわからんとです。
どうゆう事だよ。命が宿るって、ありえないだろう車は機械だぞ、命何ってのは、そもそもないんだぞ。
「魔石は、動物を魔物に変えた結果に出来る物なんだよね。その魔石が育ってしまって魔核になるんだ。魔核にまで育つとね。魔核には意思が生まれる訳なんだけど、ボクにも詳しくはわかんないんだよね。でも、命がなかった物にでも命が宿った例は昔からあるんだ」
意思があるって事は、車が俺を襲ってくるって事か?
「いやいや、魔核の意思では無く、命がなかった物が命を宿す……説明が難しいね。どう説明したものかな……」
シムニ゛ちゃんとかに襲われたら、俺は死ねるぞ。抵抗も出来ずに死ねる自信があるからな。
「あぁーもう、チロシは少し黙っててよ。ボクだって専門の事ではないんだから、上手く説明しようと必死なんだからね」
おっ、おう、すまんかった。
エヴァの説明を簡単に掻い摘んで説明するとこうだ。魔石は魔核が育つと意思を持つ石に生まれ変わるが、石には意思を生み出す事はできるが、魔核自体の意思は存在せず、寄生した物の意思が反映されると、エヴァの説明ではこう言っている。
詰まりは、魔核が車に寄生した事で、車にあった意思が目覚めたと、こう言いたいんだな?
「そうだよ、物は生き物みたいな明確な意思はないけど、だが、意思はあるとされてるの。その意思が魔核により、具現化されてしまう現象の事を魔核意思だったか……魔石意思だったか……そんな名前の現象の事を、そう呼ぶんだよね……確か……」
これは、あれだな、自分の都合の良い方向に向うって事でいいのかな?
「どうなんだろうね。チロシは車に対して酷い扱いはしてないでしょ」
当たり前だ。車は家族、車は親友、車は愛だ。
「愛?そっ、そうなんだね。ボクにもちょっと分かる気はする。自分が作った物を愛せない作り手なんって職人ではないからね」
うんうん。そう全ては愛なんだよ愛。
エヴァは俺の言っている事が、半分も分かってない様で、不思議な顔を俺に向けていたが、納得したのか考えるのを止めたのか、俺に対してウンウンと頷いているだけになっていた。
だから、エヴァに対しても愛はあるからな、それを車に対しても注いでいるだけだ。
「あっ、そんな言い回しだと分かりやすいね」
おい、やっぱり分かってなかったのかよ。
エヴァは冷や汗を垂らしながら俺から顔を背けている。物に対しての愛は変ではないからな。大事に物を使うのは日本人の美徳だから!
エヴァは、シムニ゛もアーマーナイトXVも、まだ子供のままだから、これからの俺の育て方次第で、良くもなるし、悪くもなると言い放た。つまりは、俺は二台のママになった訳だな。
子育てをした事はないが、車に対しての愛情は誰にも負けんよ。そう自分で自負はしているつもりだ。
「チロシなら、車達も良い子に育つよね」
そうかな?いや、俺だからな。良い子に育つに決まっている。
「はっはははは……そうだといいね……」
育つって事はレベルが上がるって事なんだよな?
「れべる?れべるって何のことチロシ」
レベルだよレベル。敵を倒すと強くなるシステムの事を言うんだが。
「……んっ、何を言っているのか分かんないけど、れべるね……ボクは知らないね」
レベルが無いだと。それならばスキルはあるんだろ?
「また分かんない単語をだしてくるね。すきるってのも知らない」
嘘だろ……ならば、この世界では強くなるには、みんなは如何しているんだよ?
「そりゃー決まってるじゃない。修練を積み、技を鍛えて強くなるんだよ」
はぁ?ここって前の世界と変わんないやり方でしか、強さは得られないのかよ。
「前の世界って何のこと?でも、魔物なんかは魔石を多く取り込む事で、成長を続ける事は出来るよ。人間や亜人達は繁殖力が以上に強いから、数で押して倒すって戦い方をしてるけど、質より数の暴力の方が強いんだよね、実際の戦いってのはね」
まじか、まじか、まじか、チートも無ければ魔法もないのかよ。
「えっ、魔法はあるよ。だってチロシだって使ってるじゃないか。あのがれーじ召還って召還魔法をね」
えっ?あれって魔法だったのかよ。
「知らないで使ってたの?ボクにはチロシの方が信じられないよ。召還魔法の使い手は貴重で大国に召抱えられるんだよ普通はね」
俺は普通ではなかったのか。
「その国の国民にならないと無理だね。おいそれと雇い入れる馬鹿な国があるなら観て見たいよね。間諜の宝庫になってるはずだよね」
そっ、そうだよね。そうなるよね……
エヴァを後ろからハグすると、腰をエヴァの下半身に密着して、肉棒を押し付け肉棒から伝わる感覚で、俺は精神を安定させた。
「ちょっとチロシ、止めてよ。まだ解体が残ってるのに、早くしないと日が暮れてしまうんだからね」
もう少しだけ、もう少しだけ、こうしてて好いかエヴァ?
「もう、チロシの馬鹿、少しだけだからね。あとチューもしてくれないと駄目だから」
俺はエヴァの顎を手で動かすと、エヴァの口元にディープキスをして、混乱している頭の中を整理する。
この世界には、レベルもスキルも無いが、魔法はある。これが分かっただけでも大きな前進だ。それに、車達も育って行くと強くなる可能性が生まれるのも、行幸なのだろうな。俺は強くないが、車の運転には自信があるし、それを操作すればクマの時みたいに倒す事もできる。
そして、俺は召還魔法使いだと分かった事が、混乱を一掃深める事に拍車をかけている。オジサンは童貞でもないのに魔法使いになってしまいました。これがネットの世界なら、盛大に草が生え撒くってますよ、はい。煽られて、煽られまくって盛大に爆死ものだぞ、おい!
十代には童貞を卒業しているオッサンが、何の因果か異世界で魔法使い。笑えねよ。全然笑えねぇーから。
「チロシ、チロシ、考え込んでどうしたの。ボクにもっとしてよ♡ボクはチロシが大好きだし、凄く愛してるんだよぉ♡」
エヴァの言葉で、俺の理性の
「あぁっんっ、チロシまたぁ、またなの、悪い子ですね。ボクが鎮めてあげるね♡」
俺とエヴァは獣と化して、森の中でお互いの腰を激しくぶつけ合い、その音が森に盛大に木霊しており、その音を聞いた者は股間を膨らませたと言う。
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