第5話
チロシです。
ヴィヴィとエヴァと一緒にお風呂にはいりたかったとです。
でも、二人は僕を拒絶するとです。
多分、二人は恥ずかしがってるとです。
照れて、ツンデレになってるだけとです。
そうにきまっとるとです。
~*~*~*~
俺は、二人の作業着をガレージの物置から取って来ると二人に手渡し、着替える様に促した。
「チロシは、何でココから出て行かないんですか」
「出て行けよチロシ」
二人は照れて俺に罵声を浴びせるが、俺は分かってる、分かってるからと顔で二人に訴え、二人に着替えを早くする様に促し続けた。
俺がガレージから出て行かないので二人は、荷馬車の荷台に乗り込むと着替え始めている。
二人に手渡した従業員の制服は、ミニスカの看護婦のコスチュームだ。白の網タイツも穿かせ、準備は万端だ。
だが。
「何よこれは、足がスースーするじゃない」
「チロシ、わたくしは……破廉恥な格好をしたくありません」
クッ、この機能美が分からないとは、これだから愚民は。
「「はぁ~?」」
いえ、何でもないです。直ぐに違うのをお持ちします。
俺が次に取り出して来たのは、ミニスカメイド服だったが、これもボツにされてしまう。チッ。
セーラー服は保留、婦人警官はボツ、ゴスロリは保留、踊り子の服は却下、巫女服はボツ、エッチなサンタ服は却下、バニー服はゴミ箱に入れられ、大人の着る幼女服は燃やされた。現代風のエッチな着物は、可愛いと言っていたがボツになる。全身タイツはガレージの外に投げられて、風に乗って何処かに行き行方不明になった。ビキニもハイレグも全て却下された。
お前らは、従業員の制服を決める気はあるのか!
「チロシの持ってくる服がエロイんだよバカ」
「そうですわ。わたくしに娼婦になれと言っているのですか」
違う、同じ女性でも可愛いと思える服装を選んだだけだ。(俺の趣味です)
クッ、これは著作権に引っ掛かるから出したくは無かったが、仕方あるまい。
俺は持ち出した品は、某エ○ァン○リ○ンのフラグスーツだった。
「ふざけるなよオッサン」
「最低ですわ」
二人からのパンチが俺の
ハァ、ハァ、ハァ……叩くことはないだろうが。
鳩尾の苦しさから立ち直り、二人に文句を言うが二人は聴く耳を持っていない。
俺は残っていた衣装を二人に選ばせることにして、その側に衣装が入っていたダンボール箱を三個並べた。
衣類が汚れない様に、床にはビニールシートをひいてダンボールの衣装を出して見せた。
二人は嬉々として衣類の山に飛び込むと、フリフリが多く付いた水着を取り出して話し合っている。
おっ、フリルが多く付いた水着を横に退けているから保留にしたみたいだ。
おい、お前等、トライアスロン用の水着を確保するんじゃない。ふっ、でもアレは大人の水泳水着なのだよ。アソコの部分がマジックテープになっており、テープを剥がすと、アソコが丸見えになる仕組みなのだ。乳首も同じ仕組みでテープを剥がせば丸見えである。
キミ達、いい路線に入ってるよ。和風メイド服を確保するとかセンスが良いではないか。オッチャンは感激である。
それと。
おい、爆乳共よ、お前達にレディースメイドさんが着るメイド服は無理だ。止めろ服が裂ける。さけるからぁぁぁぁぁぁぁぁ。らめぇぇぇぇぇぇぇぇ。
(ビリッ、ビリッ)
俺のコレクションが……
俺が何をしたって言うんだ。あんまりだ。こんな酷い事が
俺が世の中の理不尽を呪っている間も、彼女達の衣装選びは終わらない。
~*~*~*~
候補が出揃った。
セーラー服(清楚系)・ゴスロリ(可愛い系)・フリフリ水着(可愛い系)大人の競泳水着(エッチ系)・和風メイド服(清楚&可愛い系)のラインナップである。
俺の好みで言えば、日替わりで良いじゃない、と提案したい!
「日替わり?なにそれ」
「チロシは難しい事を言うから、わたくしには理解できません」
そして、俺が此処でゴリ押しする為に隠してあったシスター服を取り出し、ビック棒コーンアイスを見せる。
「クッ、その服を着せる為に隠していたわね」
「卑怯ですよチロシ、わたくしが、それに抗えないのを知っていて、こんな手段に出る何って見損ないましたわ」
何とでも言うが良い、俺様のコレクションを燃やし、捨て、そして破壊した貴様達に、今こそ鉄槌を下す時がきただけだ。
ビック棒コーンアイスは欲しくはないのかね?
「「欲しいに決まってる」」
話は決まりだな、此れでいいよね?
「クッ、殺せ」
「辱めを受けるくらいなら、いっそう自害して果てるしかありません」
この服を着てくれないかね。
「この身が汚れようとも、心は清いままなのですわ」
「チロシ、貴様と相打ちになってでも、ヴィヴィを守る……クッ、ビック棒コーンアイスは偉大だった」
「「おいちいぃぃ」」
チョロイ、チョロイは、巨乳共よ。ビック棒コーンアイスの偉大さの前に跪くがよい。
出来レースで勝負を決めた俺は、すぐさま人数分のシスター服を増殖させる。ガレージから服を持ち出して出て、ガレージに戻るを繰り返すと、あら不思議シスター服が十着も増えている。(十回繰り返しました)
その他にも、セーラー服・ゴスロリ・和風メイド服・フリル付き水着・大人の競泳水着を増やした。これで着替えも大丈夫だし、普段着としても着れる。俺は何って天才的発想なんだ。自分が恐ろしくなる。
その他にも、普段着で着るものと、女性用の下着も増やす。(紐で結ぶタイプ下着)二人が着てる服は、俺の普段着だから可愛くない。だから、二人は大喜びをしている。
だが、俺は穴開き下着しか見せなかった。(ニチャリ)
そんな俺の策謀を見抜けずに、俺の国の下着は可愛いけど、下着に穴が開いてる変な下着と思い込ませる事に成功してしまう。
「チロシ、何で乳首の部分に穴が開いてるの」
それはね、赤ちゃんがミルクを飲みやすい様にしてるんだよ。
「陰部に穴が開いてるのは、何故なんですかチロシ」
それはね、もよおした時に直ぐに出来る様になってるんだよ。
「「チロシの国の下着は進んでいる」」
「薄くて、手触りも良いし、何より可愛らしい」
「チロシの祖国は、進んだ文化があるのですね」
毎日、これを穿いて生活をしてるからね。これが普通だし。俺の穿いている下着も見せよう。
「「見せるな」」
でも、町に着くまでは、俺の下着を貸していただろ。あれを思い出してくれ。あれにも穴が開いてたよな。(ボクサーパンツ)
「「たしかに」」
「チロシの祖国の下着は、男女共に下着に穴が開いてるんだ」
「機能的と言えば機能的ですけど、少し恥ずかしいですわ」
可愛いし、穿き心地も最高だぞ。 見た目も良いし、言う事なしだ。
「「可愛いは大切よ」」
二人は声を揃えて可愛いを強調していた。連合王国の女性用したぎは、カボチャパンツだそうで、見た目も可愛くなく、穿き心地も悪く、紐で結ぶ下着だが、俺が見せた下着の方が、良いと言っている。
「でも確か、王侯貴族が穿く下着にも、穴開きの下着がありますわね」
「そうなのヴィヴィ」
ヴィヴィが頷き、エヴァが驚いた顔をしていた。庶民が穿く下着には穴が開いた物はないのだろう。
「ヴィヴィが言ってるから本当なんだろうね。だったら、チロシが出してきた下着って高級品の下着って事なの」
俺は力強く、そして、
「これが、高級品、因みにお幾らくらいするの」
俺はエヴァの耳打ちして教えると。
「えぇぇぇぇぇぇぇ、此れが銀貨五枚もする下着なの」
ガレージにエヴァの驚きの声が木霊した。
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