第2話

 チロシです。


 傷の治療をしたら叱られたとです。


 火の温度が強すぎたただけなのに叩かれたとです。


 でも、彼女の仄めかしい喘ぎ声が聴けたから悔いは無かとです。


 それでも、狐獣人の彼女のビンタはとても痛かったとです。




~*~*~*~




 俺は彼女の股を手で強引に開いているのだが、恥ずかしいのか彼女は凄い抵抗をしていた。


「$#%$&&%$’’$%$#!」


 彼女が恥ずかしさの余りに俺に暴言を吐いてると思われた。だが、俺はそれでも彼女の治療を強引に進める。


「そんなに動いたら、脂がお尻に垂れてしまうぞ」


 そう言った矢先に、案の定と言うか、暴れたら垂れるワナ……


「$%$%&%’%&&(’e’)」


 彼女は涙目になりながら俺に抗議をしてきたが、暴れたのは彼女だ。それで俺に文句を言われてもな……困っちゃうよね。


 暴れる彼女の足を強引に開き、俺はかがみ股の下から傷口を治療を続けていたが、困った事に彼女のオメさんからも少しだけ血が滴ってきている。


 血とは別に透明な液体も一緒に流れ出しているが、俺も紳士なので、そこには触れないでおいた。


 俺は彼女に血の事を伝えるべきか悩み考えたが、意を決して伝えるべきだと判断した。


「キミ、大事な部分から血が出てるよ」


 日本語で伝えても返事はないが、彼女は何か言われてると振り向いてきた。


「$#%%$&’%&’?」


  彼女は、たぶんだが「どうしたオッサン?」って言ったんだろうな。本当にそんな事を言われてたら、オチャン悲しいよ。


 俺は身体言語を駆使して、また彼女に意思疎通を図りだした。


「だっ、だから、キミのココから血がね、でっ、出てきてるんにぅ」


 そうカミカミで身振り手振りで伝えると、彼女も察したのか、急いで前を向くと自分の下半身の前をまじまじと見はじめ、それから少しして俺は、また叩かれていた。


 彼女をシムニ゛から外に押した時、オメさんと菊の御門を右手で押したのだが、その時に親指が気持ち良かったのは気のせいではなかったみたいだ。


 でも入ったのって一瞬だし、先っちょだし、まさかね……そんな馬鹿な事が……あるはずがない。


 彼女は俺の襟首を掴み掛かると、俺に罵詈雑言らしき言葉を吐き出しはじめた。だが俺には謝る事しかできないまま、彼女の怒りが収まるのを待った。


 彼女の処女膜が、多分だが少し傷付けてしまったんだろうな。ここは俺も男を見せなければならぬ。そう決めると直ぐさま地面に土下座をしていた。


 土下座をした俺の頭に柔らかい足が載っているのは、きっと気のせいだよね?まさか、綺麗で可愛い彼女が、そんな非道をするはずないよね……


 俺の頭から足を退けた彼女は、今度は俺を足蹴にしだしているのだが、これは俺の誠意が伝わってないのだろうか、それとも俺は逆切れするべきなのかと思案している間に、彼女の怒りも収まり俺に何かを言っているのだが、俺にはさっぱり分からないんだが。


 彼女は獣人なのか、少し気が強いようだな。俺は、そう判断すると起き上がりだし、胸ポケットに入れていたチョコを取り出し彼女の掌に渡した。


 チョコを貰った彼女はと言うと、チョコが食べ物だと気が付いてないようだ。だから俺は身体言語でチョコを剥がし取り出してから食べる仕草をした。


 彼女も分かったのだろうか、最初は臭いを嗅ぎだしたが、カカオの好い臭いには抗えずに遂には、チョコを口に運んでいる。


「%$&’%’$%#””##$%$&&(”e”)」


「美味しいだろ?それはチョコレートって言うお菓子だぞ、もっと食うか」


  チュパチュパサンダー(小)を取り出し彼女に見せると、彼女は俺の手から素早くチュパチュパサンダーを奪ってしまったが、慌てなくてもチョコを取り出して渡してあげようと思ったのにとは、頭の中だけで呟いていた。


 これは凄い、彼女はチュパチュパサンダーを一口で平らげてしまうと、俺の胸ポケットに手を突っ込んでチュパチュパサンダーを探し始めだした。


「ダメそれは俺の乳首だから……あん♡」


 誰も聴きたくないオッサンの喘ぎ声が漏れ出してきたのを聴いた彼女は、嫌な顔をしながらでも俺のポケットを弄っているた。


 オッサンジャンバーの胸ポケットに無いと分かると、サイドポケットなども探し始めているのだが……俺はそろそろ怒ってもいいよな?


 ズボンに入っていた飴玉を奪われた時には、俺の相棒がイキリ立ち彼女に制裁を加えろと俺に告げてきている。だが、俺が彼女にした事を思えば、俺が悪いのだと自制してしまっている。


「グッルルルルル」


 あれ彼女が喉を鳴らしているのだが、様子がさっきと違うんだが、また獣でも近くに居るのかと俺は腰を落として警戒してしまう。


 「グッルル……フニワァ♡」


「んっ?ふにわぁ?キミどうした?」


 そう言うと俺は彼女の方に顔を向けると、彼女の顔が怒気から蕩け顔に早代わりを遂げていたのだが、俺は何が起こったのかが、さっぱり分からなかった。


飴をピチャピチャと舐めあげながら彼女は興奮状態になっていた。


「へっ……なんばしよっとね?」


 彼女は自分の服の上から、豊満な胸を揉みしだきはじめだしていた。そして仄めかしい声が俺にも確りと聞き取れているのだ。


 そうしていると今度は、我慢できなくなったのか手を自分の秘部へと伸ばしはじめる。喘ぎ声の質も更に生々しくなり俺の相棒もイキリ捲くっている。


「くぅ~ん、くぅ~ん」


 犬の様に甘えた声を出し始めた彼女は、一人で自慰をし始め俺は置き去りにされていたが。彼女の側に俺が居るとやっと思い出してくっれたみたいで。俺に勢い良く抱きつくと濃厚なキスをし始めた。


「ちょ、ちょっと、待ってく……れ、うわぷぅ」


 俺は彼女の力強い膂力でハグされた状態になって、唇を奪われ続けている。その間にも彼女は片腕を俺の身体から放すと、自分のオメさんに手を伸ばして触っている。俺の身体を押さえている腕も胴体から首筋に移り、俺は完全にホールドされた状態になってしまっていた。


 彼女の甘い吐息は収まる事を知らず、ヒートアップに拍車がかかっていた。彼女のお股からは「グチョグチョ」としたヤラシイ音が響きだしている。俺の相棒も我慢汁が溢れ出しているのが分かった。


 「スンスン、スンスン」と彼女の鼻がなり、何かの臭いを嗅ぎ始めだしているのだが、彼女の表情はとても嬉しそうである。何故かは俺には分からないのだが、彼女には好い臭いでもするのだろう。


 彼女の顔が俺の身体を嗅ぎながら、段々と下半身に近づきだしているのだが、まさか、そんなはずはないよ……な?


 彼女が俺のズボンのチャックを弄っているのだが、これは我慢汁の臭いに反応したのかよ。っと俺は内心でビビッていた。


そうこうしてると彼女はチャックの開け方が解ったようで、俺に顔を向けてきた時には万遍の笑顔でした。(何故に?解せぬ?)


「らめぇーらめだからー愛し合った者同士でしないと駄目なんだから~」


 チロシの少女ぽい理論だけが森に木霊している。[けっ]  



 

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