第6話
私が水晶玉を見ても何も映らないし、ただのガラス玉にしか見えない、けれど祖母には何かが見えているのだ。
「 前にも軽く話していた事だけど、魔子も今日で16才…立派な大人……この日が来たら話そうと思っていたことがあるの 」
「 バアヤ? それって? 」
「 遥か昔、我が芹那家のご先祖様は遠い国からこの地に移住してきたの、迫害から逃れる為にね……それはそれは、世にも恐ろしい魔女狩りと言って… 」
「 魔女!? 」
「 そうよ…悪魔と交わった人に特別な能力が携えられ…災をもたらすと言われ恐れられた…魔女と疑われた人々は私警により、最悪の場合処刑されてしまったの…… 」
「 処刑!?酷い! だって魔女なんて作り話じゃないの? 」
「 そうね…人々が作った創造の世界… …けれど…… 」
「 バアヤ? 」
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