第11話 妖精界にて
その頃、エルフは妖精界に居た。
思わずサリーが愛おしくなり
エルフが……サリーにキスをしたしまったことを
妖精界で話していた。
エルフの双子の兄のエルザは
言った。
『お前がそんなに人間の女の子に入れ込むなんて、珍しいよな?
で?……もう一度人間界に行きたいって?』
『僕は、サリーに告白すると
決めたんだ。最初は悩んださ。
だけど……僕はやっぱり、妖精
なんだ。人間界では生きられない。』
『…………うん。まぁね。分からなくもないな?』
エルザは、エルフにウインクして
から、こう言った。
『後悔のないようにしろよな?
お前は、お前で居て良いんだから。』
『ありがとう。エルザ。』
『人間界に、もう一度戻って
サリーに告白しに行くんだな?』
『うん。もう悩まないさ。』
『よし!僕が力を貸そう。エルフちょっとオデコを出して?』
エルフは、銀色の髪の毛をかきあげて
『こうかい?エルザ。』
その時……エルザの手から
思いっ切りパワーが注入されると
エルザは呪文を唱えた。
『2人の叶えし愛の形に
我のパワーを宿らせん。叶えし!
自然界の神々よ。エルフに宿らせよ。』
エルフとエルザがまばゆいくらい光輝くと、
儀式は終わった。
その瞬間、エルフはサリーの
部屋に居た。
『あれ?エルザ?!』
エルフが……サリーの部屋の中でキョロキョロとしていた。
エルフの鼓動は早く脈を打つ。
いつ、告白しよう?
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