第12話 俺、8歳です。専属になります。

俺は、ユアン様の専属執事となった。


今、ユアン様は5歳であり、一般的に貴族は

この年齢で勉強を始めていくらしい。

‥‥ねぇ、俺貴族でもないんだよ?

‥3歳って何?

まぁ、力も知識も思ってた以上に強くなったからいいんだけど‥‥。


そのこともあって、俺がユアン様に勉強を教えていくらしい。

あぁ、そのための物事の教え方を勉強したのね。


そして、妹もリリアンや両親から教わって勉強していたようで、

妹も一緒に専属メイドとしてユアン様に仕えるらしい。

両親からは、やっぱり、俺がいると入り辛いとこがあるとのことだった。

(トイレとかね)


そして、じじいとの修行は続くことになった。‥‥クソ!!


そして、俺は今、ユアン様にもう一度顔合わせということで、お屋敷に来た。


あぁ、緊張する!

3歳の時は、気絶だったからなぁ。

そんなことを思ってると


「兄さん、シャキッとして、みっともない。」

妹の伸ばさない声を聞いて、驚いた。


「なんで、怒ってるんだ?」

「怒ってない!」

「そ、そうか。」


いや、やっぱ怒ってんじゃん。

何に怒ってるんだよ‥‥。


そんなこんなあって、ユアン様が俺たちの

いる部屋へと来た。


「ユアン様が入ります。」

そして、容赦なく扉が開けられる。

まぁ、身分が違うしなぁ。


そして、挨拶をする俺と妹


「本日より、専属執事として‥‥!?」

そう言いかけて俺はビックリした。

ユアン様ハグされて、頬にキスをされていたからだ。


「やっと、やっと会えた。サウス!!」

ユアン様を連れてきたメイドは涙を流しながら、「よかったぁ‥‥」と話している。


そして、また頬にキスされた。

また、ユアン様だと思ったが、ユアン様は

ポカンと俺の横を見ていた。


俺も恐る恐る見てみると、

恥ずかしそうにしている妹がいた。


「兄さんが悪いんだから‥‥」


俺は、どこで何を間違えたんだろう。

そんなこんなで俺の執事生活が始まった。

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