第4話 俺、3歳です。誓います。
今回、説明回です。飛ばして5話にいっても
全然大丈夫です!!
‥‥なんか自分言ってて、虚しくなってきた
親父の野郎、お嬢様に会うのを聞いたのは、昨日たぞ。いくら何でも急過ぎるだろ!?
まぁ、拒否権なんてないから諦めるんだけど。
そして、俺の家の隣にある立派なお屋敷の中の応接室の前まで来た。
「サウス様とノアン様をお連れしました。」
「入れ」
威厳たっぷりの声と同時に重厚な扉が開いた。
その応接室には、5人の人物がいた。
1人目が俺と妹の父親である、ユーラセル・ラーストだ。俺と同じ、白髪に黒の瞳であり、なんだかフツメンだった。そして、ある男の側にそっと立っている。
そのある男というのが、2人目のグランセル・フォン・グランドである。グランドは奥
のイスに座っていた。金髪に黄金色の瞳のイケメンであり、威厳のある姿から、さっきの「入れ」はこの人の声だろうとすぐに分かった。
3人目は、俺と妹の母である、ユーラセル・ユリーナだ。前にも話したが、黒髪に黒の瞳の美人だ。また、綺麗な桃色のドレスを身に着けて、手前の席に腰掛けている。
そして、母の目の前に座っているのが、4人目のグランセル・フォン・ジュリアである。
ブロンドの髪に青色の綺麗な瞳の女性であった。
最後に、ジュリアに抱かれている、赤ん坊が
1人、グランセル・フォン・ユアンだ。
そして、この5人も全員神の名前からとられているらしい、‥‥‥やっぱり、俺嫌われてるのか?
だが、そんなことは、どうでもよかった。グランセル・フォン・ユアン『様』の前では、
塵も同然だった。
ユアン様は、金色の髪に青色の瞳のこの世にこんなかわいい子がいるのかと思った。
そう思うと同時に、この美少女のためならば、俺はこの命など捨ててしまっても良いと思うほどだった。
また、赤ん坊のままで、こんなにも可愛い女の子が成長してしまったら、一体どんなことになってしまうのかと戦慄した。
そして、俺は誓った『俺は、この子を守るために、どんな者でも吹き飛ばせる力と知識を身につけ、そして、この子を誰もが羨む完璧なお嬢様にする』と。
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