第2話 俺、赤ん坊です。辛いです。
目が覚めた、俺は赤ん坊になっていました。バブー。
はぁ、マジどうしよう‥
俺が産まれた時、めちゃくちゃ胸のデカい黒髪に黒の瞳の美人に抱えられていた。
そして、隣にはもう1人いた。そう、俺は双子として産まれたらしい。
その時、俺はとても嬉しかった。そう、「その時は」
地獄はそこからだった!
まず最初に美人に抱えられ、母乳を飲んだ。恥ずかしかったが、これは、よかったんだ。美人だったし。
問題は、トイレだったもちろん、赤ん坊なので、オムツのようなものに垂れ流しだ。そして、それを開かれて、ち○ち○を無防備の状態で見られて、「ちっちゃーい」などを笑いながら言われ、それが1日に何度も行われる。拷問以外のなにものでもなかった。
そんな地獄を乗り越えた俺は強靭な精神力を手に入れた。(もう、ブラック企業で十分だ‥‥)
だが、この地獄を耐え抜いたことのメリットは他にもあった。
それは、この世界の情報だ。
この世界には、魔法があるらしい。
魔法は、人間の中にある魔臓という臓器で魔力が作られてそれを使って発動するそうだ。
魔法には、適正があり、人それぞれ違うらしい。適正には、火・水・木・闇・光・無属性だそうだ。ちなみに、俺の適正は、闇と無属性という。少し、残念がられたのは、なぜたろう?
そして、俺の名前も分かった。
「‥ノース、‥ウェスト、‥イースト、‥サウス‥‥お前の名前は、ユーラセル・サウスだ!!」
適当過ぎん!?思わずツッコミを入れそうになった。
ちなみに、妹は、ユーラセル・ノアンだそうだ。確か、どっかの神の名前とか言ってた。
‥‥差別だよな。
そして、俺の家系も分かってきた。
どうやら、俺の家系ユーラセル家は伯爵家のグランセル家に仕える執事・メイドの家系だそうだ。どうやら、俺の父はグランセル家の当主の専属執事らしい。
これで、全てだ。
そう、これだけなんだ。
さらに言えば、1日経ってこれしか得られなかった。
俺の地獄はまだまだ続く‥‥。
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