第4話 オーラ
「昔の人はオーラとか言ってたらしいよ」
と、もしかしたら200年後の人は21世紀を馬鹿にしているかもしれない。
あの芸能人と会ったらオーラが違った、なんてよく聞くけど、まだオカルト的なニュアンスが強い。
そのうち科学的に計測とかできるかもしれないが、今のところは雰囲気でしかない。
それでもなんかオーラって感じる。
オーラって言葉が生まれたってことはやっぱり皆オーラ感じているはずだ。
テレビとかYoutube見てると、うわこの人めっちゃいい!と思う時がある。
なぜそう思うんだろう?と考えても答えは出ない。結局オーラな気がする。
オーラは相手の目から感じることが多い。
その人のことを何もしらないのに勝手に想像してしまう。あ、これは妄想か。
なんか知らんけどこの人好きと感じることがある。自分がいいと思うオーラがあるのかもしれない。もちろん合わないオーラもある。
子供の頃のほうが敏感に感じていた記憶がある。この人苦手ってのは、それもオーラを察知していたのかも。
最近「それ深いなあ」と言っていたら、深いを使いすぎて逆に軽く聞こえるとつっこまれた。何かいい別の言葉無いかと考えていたが、「オーラだなあ」がいいかもしれない。
こないだ知り合いから、面接時にいきなり「昨日の晩御飯は?」と質問をすると聞いた。なぜ聞くかと言えば、夕飯が出ることへ感謝の気持ちがあればすぐに答えられる。答えられないということは感謝力が足りない。それを見るために聞くらしい。
なるほど、オーラだねえ。
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