第2話 放課後
学校が終わり帰宅の準備をしていると、
「涼太〜連絡先交換しよ!」と佐藤が言ってきた。いいよと言いQRコードを見せ、追加させた。
「そういえばふるふる機能無くなっちゃったよね〜、あれ結構楽だったのに〜!」
「そういえばそんなのあったな、まぁ別になんでもいいけど。」
なんて話していると陽も連絡先を貰いにきた。すると陽が
「あれ?梨花?」
「おぉ、陽じゃん!そういえば同じクラスだったね〜」
2人は知り合いのようだ。そういえば2人とも自己紹介の時北中だって言ってたな。
「そういえば2人は同じ中学校なんだよな?」と確認するように聞いた。
「そうだよー!」と梨花が元気に答える。
へぇーなんて適当に返しながら下駄箱まで3人で適当に話しながら進む。
「今からどっか遊びに行こうよ!」なんて梨花が提案をし始めた。特に俺は今日は予定が無いし久しぶりに遊びたかったからそれを了承した。陽も了承した。
どこに行くかを話し合っているとボーリングに行くことになった。ボーリングなんて中一の頃以来でなんだか懐かしい。
なんて考えているとボーリングは始まっていた。
最初は梨花。まさかの最初からストライク。その後もストライクばかり。たまに1.2本逃すくらいだった。いや強すぎだろ…
「梨花なんか強くね?」
「まぁ受験期勉強しずにボーリングとかして遊んでたからね〜!」
いや受験期は勉強しろ?なんて思ったが俺も人のことは言えなかったのでその言葉は心にしまった。
次は陽の番。陽はボーリングが苦手らしい。しばらくはガター連続だった。途中からは何本か倒せるようになってたけどやっぱり苦手っぽい。
「陽はボーリング苦手なんだな」
「僕今日が初めてなんだよボーリング…」
「あ〜それならしょうがないな!」と梨花が励ましていた。なんだあいつ地味に良い奴だな。
そして俺の番。俺ははっきり言ってボーリングが得意だ。もちろんストライク連続。たまーにミスったりはした。それでもなんとかスコアら梨花より上だった。
「涼太ボーリング上手いんだね〜」
「まぁボーリングハマってた時期があったからな」
「涼太に負けた〜!悔し〜!もう1回やろ!」と梨花が駄々を捏ねた。俺と陽はそれを了承してボーリングを続けた。
すっかり帰りが遅くなってしまった。時計の針は10時40分を指している。
途中で帰り道が分かれるので
「あ、それじゃ俺はこっちだから、また明日」
2人は手を振りながらバイバーイと言って並んで帰っていった。
家に帰り、夕食など済ませなんとなくスマホを触っているとクラスのグループに招待された。
「もうグループできてんのか、早すぎだろ、てかなんでもうクラス全員入ってんだ…」
なんて独り言を言いながらグループに参加して適当に挨拶をした。大体にしてもう遅いんだし早く寝ろよな…まぁ俺もそうか。そういえば陽になんて言いかけたのか聞くの忘れたな…。なんて考えてぼーっとしていた。
すると何人かが個チャに来た。それもまさかの全員女子。こんな最高な事があっていいのだろうか。なんて喜びに浸りながらもその日は眠った。
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