告白と就職完了

「結論から言うけど、俺はずっと此処に居たいんだ。」


「……えっ?」


「俺が目覚めてからユウヒとオルヌが初めて会った人間だったんだよな、出会いは最悪だったけど、その後話をして悪い人間では無さそうって感じたんだ…まぁ畑に撒くとか言われたりオルヌに襲われたけど、男なんて単純なもんでさ美人が笑顔でお礼言ってくれたら頑張ろうって思ったりするんだ…なんで此処で暮らすのも悪くないと思ったんだ。」


「…そう、なの…」


「だから…ユウヒが良ければこれからも此処に住んでいいかな?」



 俺はそう伝えるとユウヒの返事を待った、ユウヒは少し硬直していたがすぐに俺の顔を覗き込んで嬉しそうに言ってきた。



「……そう!し、仕方ないわね!そう言われたら特別!特別よ!ここに住み込んでもいいわ!」



 口調とは裏腹に満面の笑みでそう言われたら嬉しいのは丸わかりだった。



「だからあなた…ユウタはこれから私の…」



 んっ?この言い方の感じだと…まさか付き合ってくれ系の告白か!?…こんな屋外で風呂入ってる時にしなくても…でも感極まってということなのか?



「私の大事な従業員よ!」



「………………はい?」



 思わずユウヒの方へ顔を向け確かめてしまった、彼女は相変わらずの満面の笑みを崩さずにこちらを見つめていた…



「……えっと……従業員?」


「そうよ!これから住み込んでビシバシ働いてもらうからね♪ウフフ♪」


「……あ〜…うん…ソウダネ…」



 なんか勝手に盛り上がってしまって期待してしまったが、いい感じと雰囲気だったのにこれはちょいとショックだ……思わぬダメージでユウタ君のキャノン砲が役に立たなくなってしまったよ……



「だ、だからは大事な従業員に対する福利厚生なんだからね!私が誰とでもするって訳じゃないんだからね!」


「うん?何を……んぶ!?」



 ユウヒがそう言うなりくるりと場所を入れ替えてキスをしてきた、混乱してる間にめちゃめちゃ貪られてしまった…

 なんだ!?福利厚生って!なんかユウヒ変に勘違いしてるぞ!?……ひょっとしたらオルヌになんか変な事吹き込まれたか!?



「ぷはっ!…ウフフ♪まだこれからよ…たっぷり楽しみなさいね♪」






















 その後1回、身体を洗われてユウヒの部屋へ移動して(連れ込まれたとも言うが…)2回、そしてオルヌも乱入してきてさらに2回ずつ…男として大変満足させられたのと同時に、こんな所までナノマシンの影響が出ていることに少し怖くなったが、これからの事を考えるとすぐに感謝の念へと変わったのだった。


また、休憩の間にオルヌを問い詰めてみると



「だってユウヒってば独占欲強いんだもん、恋人とか結婚とかなったらユウ兄と出来ないじゃん♪だ・か・ら、少しだけユウヒと話をしておいたんだ!ねぇ~ユウ兄ぃ、僕は気が多くても気にしないよ♪キシシシ♪」



そんな事を言ってきたので、その後しっかりしておいた…しかしユウヒもチョロかったんだなぁ…

まぁ晴れて農場の【従業員】になったからにはこれからしっかり働くとしましょうかね!

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