自我の形成ってこういうこと?
暑いですね。尋常じゃない暑さです。夏休み、弁当作りでつらいです。
去年までは、午後だけの部活動に行っていた娘ですから。義母の家でご飯を食べてくれていたんです。けど、今年は受験生。午前中は学校で勉強をして、午後は部活という流れです。なので、弁当持っていく―といいます。勉強してくれるのはいいですが、母ちゃん泣かせだぜ。
毎朝、早起きをしてオムライス弁当作りです。うちの上の子。オムライス大好きで、弁当は毎日オムライスがいいって言います。おかず少ない分、いいよ。いいけどさ。結構面倒なんですよね。最近は、玉ねぎのみじん切り冷凍があるので、それを使えば、かなり楽ですけど。
そんなに毎日食べて、どうなのよ?って私は思ってしまうんですが。毎日、帰ってきてから「オムライスだと、楽しみなんだ~。おいしかったよ。お母さん」と言われてしまうと、作らないわけにはいかないじゃないかー。反抗期終わったんでしょうね。最近、すっかり大人になってきて、話してくることもいっちょ前です。
つい先日も「オラ、ちょっと気持ち落ち込むんだよね」って言ってきた。どうした、どうした?って尋ねますと、部活が思わしくないって言います。まあ、そうだろうね。どうでもいいくだらないわちゃわちゃで練習時間割かれて、まったくもって間に合いません。音楽というのは、鍛錬に時間がかかりますから。時間が足りないというのは致命的です。
先日も練習を聞きに行きましたけれども、例年の5月くらいのレベルでしょうかね。多分、本人たちが一番焦っているんじゃないかと思います。間に合うか。今週末の夏コン。
それにしても、自分の気持ちを言葉にできるだなんて、驚きです。小学校のころ、癇癪を起す子でした。なにか心に引っ掛かりがあると、もやもやしちゃって、面白くなくなって、大泣きして怒ります。自分でもコントロールできなくて、色々なことに八つ当たりをして、仕舞にはトイレに閉じこもってクールダウンするというのが多かった子です。
こっちもイライラするし、なんでなんだよ、ってなってぶつかってしまうことも多々ありましたけど。子育ての先輩たちから、「本人もどうしたらいいかわからないんだよ」って教えてもらって。トイレにこもったときには、そっとしておくことにしたんです。
自分の中で落ち着くと、トイレから出てくる娘。そんな彼女に、「今日はなにかあったのかい?」と静かに問うと、学校でこんなことがあった、あんなことがあったって話し始めます。結局は、宿題や私に八つ当たりしていただけで、本当は別なところに原因があったというわけですね。しかも、「自分がなにかされた」っていうわけでもなくて、「担任の先生がいなくて、男子がうるさかった」などの、自分には直接関係のないような内容であることが多かった記憶があります。
当時から、周囲の変化に敏感な子だったなって思いますけど。そんな長女が自分の気持ちを言葉にしているのです。感動だー! これが自我の形成。アイデンティティの確立ってやつか? 自分自身を見つめ、客観的にとらえられる。そして、言語化する。おお、なんとかちゃんと育っているようだな、と感心しています。
人の成長って面白いですね~。今週末の大会。結果がどうあれ、彼女にとったら、人生の大事な出来事になるでしょう。頑張れ。母のほうが緊張しているぞ。毎晩、神社にお参りしています。母は神頼みか、楽器運びするくらいしかできないもんで。応援しています。頑張れ。
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