家族みんなで落ち込み週末
今週末は長女の大会でした。中学校でチャレンジできる最後のサンサンブルコンテストですから。「絶対にいい結果出してやる」って息巻いていました。けれども。結果はダメ金。上位大会への切符はもらえないという結果。
アンサンブルコンテストは、小編成のチームを組んでチャレンジします。8人が上限です。娘の中学校も6つのグループから校内審査を経て、3つのグループが参戦しました。各学校3つまでなのよね。
で、娘たち以外の2つのグループは上位大会へ進むというのに。落ちたのは娘たちのグループだけ。ねー。これってすっごくがっかりますよね。自分たちだけ劣って見えるだろうし。2つのグループはこれから上位大会目指して、いい講師の先生のレッスンも受けるんです。ところが落ちた子たちは冬休みは暇。部活なしってやつ。
これってすっごく嫌な気持ちになるんでしょうねー。去年も落ちたんですよ。難しいです。アンサンブルコンテストって、木管楽器が優位です。金管楽器ってさ。音を合わせるだけでも難しいんですよ。だから、いつも上位大会に進むのは木管アンサンブルが割合的には多いんです。
けど、その中でも「おー、やっぱり違うね」って響きで上位大会の切符をもぎ取らなくちゃいけない立場にいる彼女たちなのにね。油断したんだと思います。先生にも「このくらいなら大丈夫」とか言われちゃって。自分たちも「まー、なんとかなるっしょ」って思っていたみたい。
先日、顧問からは「限界の先を見るんだ。限界を超えていけ」って言われて怒って帰ってきましたけど。その通りなんだぞって言ってやりました。人は限界を超えて初めて見えるものがあるんですよね。限界を見ていないお前は、まだまだだってね。首を傾げていましたが、それが今回の結果に出たんだと思います。
ステージには魔物が住む。今回がまさにそう。最初はいい感じだったのに、吹いているうちに指が震えて怖くなったんだそう。思ったようじゃなかったんじゃないですか。それでもそれを押し込めて。最後まで吹き切らないと。そういう精神力が大事なわけ。「これで最後だ」って本気で吹かないと。敗けちゃうわけです。
今年、木管は乱世に突入していて、1年生たちが下剋上ばりに、「打倒二年生」を掲げて、1年生だけで一つグループを作った。それを受けて、呑気な2年生たちも「これは大変」と必死に練習していました。その横で、娘たち金管組は「なんとかなるっしょ」ですもん。意気込みが違い過ぎた!
彼女たちに言われると「おらたちだって本気だった」って言うんですけれども。大人の目からみたら、まだまだ甘い。甘ちゃんだ。木管みたいに喧嘩しろっては言わないけれど、この世界は気持ちで負けるってことも多いんです。
でも、金管の子たちって本当にみんないい子なんですよ。後輩ちゃんも「先輩たちを上の大会に行かせられなかった」って泣いている子もいるし。うちの子はうちの子で、「あの子、絶対に自分を責めているに違いない」って心配しています。勝負には敗れましたが、彼女たちはともかく優しい世界に生きているなって思います。
どっちがいいのかはわかりません。けれど。親としても、がんばっていたからね。なんだかちょっと残念で仕方がりませんでした。あーあ。
今年はホールもいまいちでした。木管はガンガン鳴るけど。どこの金管も振るわない。なんと上位大会に切符をもらった団体に、金管はゼロという波乱の結果。高校生も似たようなもんです。娘の崇拝する先輩の高校も上位大会の切符はもらえないという衝撃の結果。これはね、大会運営側も考えてあげて。金管、可哀そうすぎるぜ。
冬休みは下の子も上の子も暇人になりました。上の子は冬期講習に通ってもらって、この悔しさを勉強にでもぶつけてもらいましょう。ああ、多分、そうはならんだろうけど。今回のテストではなんと。合計点が70点もあがりました。頑張ったね。少しずつ勉強する姿勢にもなってきているようだし。優しい仲間に囲まれているし。
冬休みはちょっと遊ぶといいんじゃないかしら。金管組で遊びに行っておいで。大会には出られなくてもきっといい思い出ができるでしょう。いいね~、青春って!
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