娘の文化祭に行ってきた


 先日の週末は、娘の文化祭でした。一般公開は、合唱コンクールのみだった去年よりも一歩進んで、展示物を閲覧できるようになっていました。しかし、他のものは公開しないんですね。コロナ前の状況がわからないのでなんとも言えないですが、それが普通なのかしら。吹奏楽の演奏、見たかったですが。残念。


 うちの娘。コミュ障で陰キャの割に、こういうイベントごとには熱心です。去年も確か、「みんながちゃんと歌わない」ってかなり怒っていたと思うんですけど。今年もまた怒っていましたね。まるでデジャヴかって思うくらい、去年と全く同じく起こっていました。面白いですね。


 去年はソプラノだった彼女ですが、今年はアルトになったようで。アルトのメンバーを聞くとね。ちょっと期待できない感じです。だって、このエッセイでも書いたんですけど。年度初め、お菓子もってきて食べていることを先生にチクっただろうって、娘とその友人(クラス役員たち)が一時期、仲間外れにされた事件がありましたが、その事件の中心的人物の女子が混ざっているからなのです。


 そういう子って、イベントごとは「かったるいな~」とかなっちゃって、熱心に取り組まないものじゃないですか。娘も「終わったな」と言っていました。「仕方ない。人は変えられない。自分でできることを精一杯しなさい」となだめすかして。毎日、愚痴を聞いてやって。楽譜を一緒に見て歌い方の指導をしてやりました。


 ところがね。本番一週間前に娘の話に変化が。指揮者とピアノ伴奏が女子だから、どうしても女子のほうが人数も少ないし、地声の男子たちに押されてしまうので、メロディが弱いとの指摘が入りました。そのおかげで、アルトで娘と一緒に頑張っていた吹部の仲間がソプラノに移されてしまったそうです。


 これは参ったと思っていた娘でしたが、なんと。その問題女子のMちゃんが頑張って歌ってくれるようになったということなんです。おー、これこそ青春。アオハル。よくよくそのMちゃんと話してみると、同じアニメ好きだったという共通点も見つけて、意気投合。グッズの交換までし出したようです。


 ねえ、ヲタクの力はすごいよ。全世界がヲタクなら、きっと平和になる。今まで苦手だと思っていたMちゃんとも仲良しになった娘。怖いものなしですよね。


 当日。鑑賞に行ってみると、本番前に円陣を組んでいました。まったくさ。本当に楽しそうです。結果は学年で一位だったそうです。頑張ったね。母は嬉しい。


 午後からは生徒会企画で綱引きやら、人借り競争でクラス対抗で競い合い、総合で第二位に輝く団結っぷり。すげえぞ!


 一学期。クラスで揉めていることを知っている学年主任の先生が「二年生はいろいろあるんです。しかし自分の経験からみてみると、今年の二年生は大丈夫だと思います。長い目で見てください」と話していて、「そんなことあるか。すげえ揉めてるぞ」って思ったことを反省しています。


 やっぱり再任用で来ているベテランの学年主任の目は確かでした。今時の若い先生たちは「いじめ」を気にしすぎて、すぐに介入してきますけど。優しい目で見守ってくれる先生でよかったのかもしれません。


 あんなにギスギスしていて、沈黙していたクラスのラインが賑わって、結局は昨日、打ち上げに行った娘です。打ち上げってさ。サラリーマンじゃないんだからって思いますけど。Mちゃんとも同じテーブルで楽しく食べ放題してきた模様。「もー食えない」といいながら帰ってきました。


 ああ、いいよね。青春って。文化祭マジック。文化祭で団結するって素敵だなって思います。けど、夢も覚めれば元通り。日常に戻ると、いつもの雰囲気になるような気もしますけど。ま、それもいいのかもしれませんね。あ、そうか。ドラえもんの映画だ。日常では仲が悪いのに。映画だと団結するもんね。あれだ。あれ。


 次回作のアオハルBLも感化されて、熱い物語にしてやるぜ! やっと6万文字になりました。毎日ちょっとずつができない私。書くとなると1万文字くらい進むんですが、なかなか時間が取れません。せっかくカクヨムコンのネタも思いついたのに。そこまで行けるのか?


 母も頑張りまーす。



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