これって更年期障害なんでしょうかね。


 先週からね。腹の虫の居所がすこぶる悪いんです。いつもだったら、笑って流せることに一々突っかかってしまうんですよね~。事の始まりは、流行病でしばらくお休みしていた、問題児のおばちゃんが出てきたこと。彼女のことは、もう日常茶飯事ですからね。それはそれでいいんですが。


 いつもスマートに仕事をしてくれる後輩が、珍しくてんぱっていて、人に仕事を押し付けてきたんです。いつもなら「仕方ないな」って引き受けるんだけど、なんだか無償に腹が立ってね。もう、みんな勝手なんだから! って思ったらムカムカするわけです。


 まあ、こっちの方言で言うと「ごせっぱらやけんなー」って奴です。そして、その面白くない気持ちが、ずーっと続く訳です。いつもだったら、数日で機嫌がよくなって、普通に戻れるのに、ここ一週間以上も職場で不機嫌な気持ちが収まりません。


 いつもおしゃべりな私が話をしないおかげで、職場の雰囲気は最悪でしょー。そんなのわかっているんだけど、仕事を押し付けてきた彼女の顔を見ると、無性に腹が立つ。ごせっぱらやけるぞ。こら。


 こんなんじゃいかんですよね。たまたま回ってきた業界雑誌を読んでいたら、心理学のコラムが載っていました。みんなストレスフルなんだろうね。こんな記事が特集されるんだから。


 心に突き刺さったのが「エリック・バーンの交流分析理論」。バーンは「ストロークとゲーム」という概念を取り上げています。ストロークとは「相手の存在を認める言葉や行動の全て」だそう。「あなたはここにいてもいいんだよ」という安心メッセージってことです。現代人はこのストローク不足から起きる人間関係の摩擦に悩まされているということ。

 

 人には「心のコップと命の水」があって、コップの形や大きさは人によって違います。小さいコップでも生きていける人もいれば、大きなコップじゃないとダメな人もいる。自分のコップに必要な水の量を自分自身で自覚しておく必要があるということです。


 人間関係が希薄な社会では、求めている肯定的な水は簡単には得られない。だから人は汚れた水でもいいので満たしたいという気持ちからゲームを始めるそうです。ゲームとは自分や相手を否定し、傷つけることで汚れた水を集める、巧妙かつ歪んだコミュニケーションの駆け引きだそうです。


 今、まさに。私がやっているのはそれですよね。汚れた水を集めているんだ。仕事を押し付けられた時に「ノー」って言えばいいのに。言えなかった自分に腹が立って、そういう私の気持ちを察してくれない他者に苛立ちを覚える。それが今の私。今更文句を言ったって、後味が悪いだけなのに。ずっとむっとした態度をとっている自分が更に嫌になる、という悪循環。汚れた水が溜まっているんでしょうね~。


 昨日は仕事の帰り、久しぶりに温泉に一人で行ってきました。離婚騒動で鬱々していた時に、通っていた温泉です。あの時みたいに、食思がわきません。職場に行くと食べたくないんだよな~。


 温泉に一人で浸かっていると、「更年期障害なのか」ってふと思いました。子宮の病気で女性ホルモンを押さえる注射をしていた頃は、からだが痛んで酷かったです。おお、これが更年期かってね。総コレステロールも爆上がりしちゃって。本当の更年期に突入したら、こんな症状が出るのかって怖くなりました。


 けど、注射を辞めたのでコレステロールも正常値に戻って。油断していましたが、内服薬もホルモンを抑えるんだよなあって。こんなにイライラしたことないもん。きっと更年期かも。昨日から、その時にもらっていた漢方薬を再開しました。


 人はね。何事も自分の心一つなんですよね。さて。雰囲気悪くなった職場ですが、少しずつもどしていかないといけないなって思っている本日です!


 この季節も悪いよね。季節の変わり目は気をつけなくちゃいけません。


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