大人の階段
めっきりと寒さが増しますね。例年よりも冷え込みがひどいような。紅葉はどうなっているのかしら? 口内炎、8割くらいよくなってきました。久しぶりに食事らしいものを摂ったら、消化器系が悲鳴を上げます。とほほですね。急においしいものを食べちゃだめみたいです。
ここのところ、娘と一緒に社会のお勉強です。前回の最低点を叩き出した歴史は置いておいて、次のテストに向けて地理を一緒にお勉強なのです。私、結構地理は好きでした。それぞれの国の歴史を見聞きするのって、すっごく面白いなと思います。
前回、あんなに「授業を聞いてこいよ」と言ってやった長女ですが、やっぱり上の空なんだろうなあ。昨日は「中国の経済はなぜ発展したのか?」ということを説明するように求めましたところ、彼女の回答は以下の通り。
「あのねえ、中国は子どもを一人にするようにってなったんだって。だから、二人生まれちゃうとね、えーっと。なんだっけ? あれだよ。あれ。こ、こ、こ……こ、なんだっけ。まあ、ともかく、それに登録しないで人身売買しちゃうんだって。怖いよね。あ! でも今はいいんだって。多分……3人かな? オラの家は2人だからセーフ。〇〇くんの家は4人だからアウトだな!」
——どっこも経済発展につながっていないじゃないか!
「じゃあ、なあに。人身売買で経済が発展したのか?」
「ううん。違う」
「じゃあ、なんなんだよ」
「えっと——多分。世界中の国が中国のそういう事情を見て、色々な支援をしたからじゃない?」
——ちっとも答えになっていない!
ノートを出させてみてみると、ちゃんと答えは書いてあるわけです。沿岸部に経済特区を設けたのが一番の要因って! なのに「どこにも書いていない」と言い張る。あーあ。自分で書いたのに、それがなんの意味を成すのか、彼女はやっぱり授業を聞いていない! そのくせ、今朝ラジオで全国学力テストの行き過ぎた事前対策をしていた石川県のニュースが流れると「ズルじゃん」とか言うわけですよ。ちゃんとやれ。人のことはいいんだ。本当に。「勉強だけはやった分だけ効果が出るんだ、石川県の子たちはすごいんだぞ」と諭しました。
そんな彼女。ここのところ、文化祭の合唱コンクールに夢中です。こういった行事は、私の時代以前からあって、そして当時は、「出ない」という選択肢はほとんどありませんでした。先日の新聞コラムに、とある塾の先生が、どうしても出たくないという子のことについて書かれていました。
そう言われるとそうですよね。私は、人見知りで引っ込み思案ですが、集団でなにかをするってことは結構好きなタイプでしたから。クラスが一丸となって頑張るって構図にわくわくとしていたタイプです。だから「出たくない」という子の存在をついうっかりと失念していたようです。
うちの子は私に似て、こういう行事が好きみたい。まあ、吹部で熱心にやっている人です。一つのものをみんなで作るのは好きなのでしょう。なので、一生懸命やってくれない子が許せないみたい。帰って来ると「ちゃんとやってくれない子がいる」って言います。しかも、その中には、推し仲間で懇意にしている友達も入っているみたいで、複雑な心境のようです。
人には相性ってもんがあるんだから。無理して付き合うような子とは、やっぱり長続きしないんだと思うよ、と話しました。自分がやりたいこと、いいねって言ってくれるお友達がいいよね。って。
日々の話は、ああだこうだと言ってきます。お喋りの量は減らない長女ですが、時々、じっと押し黙っていることも出てきました。自分の内面で対話することって大事です。なんでもかんでも、人に「どうしたらいい?」って聞く人。大人になってもいますけれども、違うんだ。決めるのは自分。今の状況をどうとらえるかも自分しだい。少しずつ大人の階段、昇ってくれているんだろうな~って思います。
もふっとアダルトBL。日々読んでくださる方がいらっしゃって、本当に嬉しいです。本編のほうも完結したんですが、それでもPVが付きます。本当に感謝です。今のスピンオフが終わったら、本編はちょっと非公開にして、工事する予定です。今年はカクヨムコン8長編は、ちょっと見送ろうかと思っていますけれども、実際に始まってみて、書きたいものがあったら、書いてみるかも知れません。短編のほうの私小説は面白そうですね。なーんか思いついたらの話ですけれども。今回はともかく応援に回ります~。
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