何事も冷静が大事


 なんかすっかりエッセイを書く時間がなかった一週間でした。連休が多いのは嬉しいことですが、仕事が思わしくないです。緊急ケースが入って8時過ぎになったり、オーマイガーな相談を受けたり、精神的に疲弊した一週間でした~。


 週末は、娘の選ばれし者たちコンサートに行ってきました。台風の影響もあって、どうなるかひやひやしましたけれども、なんとか往復300キロの運転、こなして帰ってきました。もう年ですね。軽自動車からは卒業したので、かなり運転は快適になりましたけれども、やっぱり首や肩が痛いです。年にはかなわねえ。


 あいにく、うちの子の学校と、もう一つしか聞くことができませんでしたが、コンクールでは、あまり他の学校の演奏を聞く機会がなかったので、とっても良かったです。


 うちの子の学校と、もう一つの学校。聞き比べてみると、かなり色が違います。もう一つの学校は、女の先生で、とってもきれいな音色をうまくまとめてきます。曲の端々まで丁寧に作られていて、うん、優等生って感じの演奏でした。さわやか~。とってもいい感じ。


 それに引き換え、我が子の学校。もう気持ちが前に出ていてね、「おうおう、落ち着け、野郎ども」って感じの演奏です。けれども、なんというのでしょう。ひいき目差し引いても、心にぐーっとくる忘れられない演奏でした。まあ、今回は3年生の引退演奏会も兼ねているようなものです。思い入れも深いのでしょう。こんな重々しい曲を中学生が吹いているのかよ? って。目を閉じて聞いたら大人顔負けの鬼気迫る音楽です。


 私も合唱をやっていたので、コンクールにはよく出ていましたし、いろいろな団体の演奏を聞きました。大抵、上の大会への切符をもらって進んでいく団体は、「優等生タイプ」。それは当然のことです。楽譜通り、そして美しくまとめる。これぞコンクールです。我の強い演奏をしたら、審査員の中で賛否両論、意見が真っ二つに分かれることでしょう。


 美しくまとめ、そして聴衆の胸にぐんと突き刺さる演奏ができれば最高なんでしょうけれども。その匙加減って本当に難しいものです。合唱をしていた時に、自分で自分の演奏に感動して歌っていたら、「おい、感動するな。お前が流されてどうする」って先生に怒られたことがありましたね。まったくその通り。自分がその世界にどっぷりはまりすぎて我を忘れちゃいかんです。これ、小説も一緒でしょうね。きっと。


 音楽は、人にどう聞かせるかを緻密に計算して、感動を与える。そのためには、自分が感動しちゃいかんって話。小説もそうですね。あんまり我を忘れて書いちゃいかんですね。書くときは冷静に。そうは思っているけれども、やっぱり号泣しちゃうんですよね~。ダメだこりゃ。


 もふもふ兎が、頓挫しています。連載を始めてみたものの、ちょっと書き足したいことが出てきて、書き直しているんですけれども、長女が中間テスト前で、手がかかりますから、執筆が進みません。とほほ。お仕事イン異世界も書くつもりだったのに。まったくもって手が付けられていません。もう半月でしょう? 間に合わないんじゃないかしら……。




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