年に一度の現況届って、本当に苦痛


 今日まで夏休みにおいら。今日は、次女を連れて、音楽ホールにスタンウェイ貸し切りイベントに行ってきました。以前も書きましたが、1時間。大ホールとスタンウエィを貸し切りできるっていう幸せ企画です。


 長女は吹奏楽に入ったときに、きっぱりピアノはやめてしまうほど、冷めた感じでしたが、次女はピアノが好きみたいで、こちらで言わなくても自主的に毎日練習をしています。なので、すっごく嬉しそうに弾いてきました。


 たまたま、今練習している曲が先生と生徒の連弾曲だったので、30秒くらいの短い曲ですが、一緒に並んで弾いてきました。楽しかった。娘と連弾できるってすっごく幸せな時間でした。私もピアノ練習しようかなあ。1年で1曲仕上げる、って目標はどこかに消えていましたから。また復活しようかな、と思っています。


 さてさて。お盆と言えば、年に一度のいやーな現況届の時期。「児童扶養手当」の現況届を出すのです。これね。もらっても、もらえなくても年に一度出さなくちゃいけないという面倒な手続きです。一人親に対して、所得に応じた手当が支給されるというものですが、我が家は残念ながら、所得基準超えなので、結局はもらえないんです。なのに、毎年、毎年、バカみたいに出しに行かなくちゃいけないなんて。本当に腹立たしいんです。


 そもそも、一度ももらったことがないのにね、秋には「支給通知」っていうのが届くんですよ。「あなたは該当しません」って。おうおう。支給停止って言い方が頭に来ません? そもそもくれないくせによー。


 しかもね。もう何年も経つのに、離婚した日付も書かなくちゃいけないし、元夫のフルネームも書かなくちゃいけない。苦痛だ。なんであいつの名前がいつまでも付き纏うんだー。


 さらに苦痛なのが、窓口で担当のおっさんに「お付き合いしている人はいますか?」って毎年、聞かれるんですよ。わかる。理由はわかる。彼氏できたり、内縁の夫ができたりして、手当を不正受給する人もいるのでしょう。でもね! 悪いけど、知らんおっさんに「彼氏いますよ」なんて正直に言うバカどこにいるんだよ~。相手だって、オラのプライベートなんて聞きたくないはず。お互い嫌な儀式なら、もうなくしてほしいものです。父一人家庭でも、そんなこと尋ねるのでしょうか。


 ちなみに、義母も一人親家庭でしたが、彼女は公務員なのに、この現況届を一度も出したことがないつわもの。上司に呼び出されて怒られたこともあるそうですが、それでも出さなかったそうです。理由は同じ。「どうせ出しても該当しないものを、なぜ出すのか」というもの。でもなんだか彼女の抵抗も理解できます。


 なんかね。日本の制度は基本的に女性をバカにしているようにしか思えないんですよ。所得制限だって、そんなに高くないんですよ。女性一人で稼いで子供を育てるには、足りないくらいの所得額です。これで子育てできると思うこの世の中の男性陣の考え方はひどすぎると思います。養育費の算定表だってね。ひどいもんですよ。改定になったからって期待しましたけれども。男に甘すぎます。算定表を作っているのは男ばっかりなんじゃないかって思いますよ。本当に。日本の社会が、いかに男性で回っているかってことが如実に表れていると思うんです。


 先日ラジオのニュースで「ジェンダーギャップ指数」が先進国の中で最低レベルだと言っていました。もっと女性が強く生きられる社会を望みます。

 

 あー、やだやだ。なんて文句を言っても致し方ないので、これから市役所に行ってきます。


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