恐竜にはまった週末です。



 毎日暑いですね。昨日は車に乗ってみると、車中の温度計が45度でした。もう焼かれますね。ハンドルもベルトも全て熱い! 火傷するぞ、これ。毎日のように、「外出するには危険なレベルです」ってお知らせがきますが、仕事に行かないわけにもいかないです。ああ、家に籠ってごろごろしたいな~。もう夏バテの域を超えていますね。


 我が家のテレビは、平日の夜1時間くらいと、週末の少しの時間しかつくことがありません。10年前くらいに買ったテレビですが、壊れることがないのは、ほとんど見ないからかなあ。一応、ネットにつながるので、アマプラやYouTubeも見られる優れものです。けれども、出番なしなのです。


 今週末もテレビはほとんど見ない予定でしたが、色々と頑張っている娘たちです。

「よし、今週はアマプラでなにか映画でもみようか!」ということで、土曜日に見はじめたのが、今話題の「ジュラシックワールド」の第一作。


 女の子のせいか、彼女たち。妖怪は好きなのに、今まで一度も恐竜に興味を示したことがなかったんです。なので、そう期待もせずに見始めたのですが——。いやあ、やっぱり超豪華なド迫力映画で、ハラハラドキドキの連続でした。こういう映画って次々にピンチが訪れるでしょう? なんか見ていると疲れるのに、つい見たくなっちゃいます。


 娘たちがはまったのは、主人公の男性オーウェンとヴェロキラプトルのブルーとの友情です。ブルーはメスのヴェロキラプトル。四姉妹のお姉さんです。小さい頃からオーウェンに育てられて、彼の命令に従ったり、彼の感情に寄り添うという、かなり高度な知性を持っている恐竜です。そもそもヴェロキラプトルは集団で狩りをするから、集団行動が上手なのでしょうね。妹たちを取りまとめることもできます。


 このブルーね、オーウェンを見て目を瞬かせたり、首を傾げる仕草は可愛らしいものです。ところがオーウェンが危機に瀕すると、相手が超凶悪恐竜だろうと果敢に立ち向かって助けようとしてくれるんです。一人と一頭のその友情? 信頼? 愛情? に娘たち号泣です。


 昨日は第二作目も鑑賞。またまた号泣する娘たち。オラも感動した。知っているぜ。ハリウッド映画は泣かせるんだ。泣かせるシーンってお決まりで、絶対泣かねーぞって思っても、泣いてしまうんだ。くそー。今回もしてやられたぜ。


 今公開されている第三作目の予告ではブルーの子どもが出てくるとのこと。きゃわいいなあ。「これは見るしかねーな」と長女。お母ちゃんもかなりはまったゾ。フィギアでも買おうかしら。もともと恐竜好きでした。子どもの頃、図鑑眺めるのがすっごく好きだった。


 二女は恐竜の図巻が欲しいと言い出しました。我が家にある恐竜図鑑は元夫が幼少時代に愛読していたもので、かなり古い。新しいものを買い与えたほうがよさそうです。恐竜は研究が進んでいて、私たちが子どもの頃に見知っていた姿ではなかったりしているようですよね。確かに。見つかっているのは骨ばっかりですし。姿かたちは想像でしかないのでしょうか。ロマンがありますね。


 しかし、あんな生き物が今も地上にいたら。人間なんてひとたまりもありませんね。映画に出てくる悪役たちは、恐竜を利用して私腹を肥やそうとするんですけれども、結局は恐竜にやられてしまいます。


 この作品を鑑賞していて、ふと思うのは原発のことでした。恐竜とは全く違っていますけれども、どちらも人間の制御が利かない代物ですよね。東海村の事件のドキュメンタリーを見ました。東日本の前にね。臨界事故で亡くなった方の治療の記録でした。あの時の「青い光」。肉眼で見たら終わりじゃないですか。人間が素手で触れないなんて、なんて代物なんでしょうって思うんです。ああ、恐ろしいなって思ったのです。


 その後に東日本大震災が起きました。メルトダウンした時に、あの人間の手で核燃料を取り出せないもどかしさ。チェルノブイリなんて手に負えないから石棺で覆ったんですよね。人間が扱えないものには手を出してはいけない——そう思います。


 絶滅した動物をよみがえらせることが出来る時代になっているのだと思います。でもやっぱり。手を出しちゃいけませんね。倫理をかざしていても、「やってみたい」でやってしまう人がゼロではないということ。単に楽しむということも大事ですが、まあ、なにか考えてみるというのも一つの楽しみ方かも知れませんね。


 ジュラシックワールド。三部作の最終章では、世の中に解き放たれた恐竜を巡る物語になるのでしょうか。ああ気になりますね。ポップコーン食べずにマスクしていれば、映画見に行っても大丈夫かしら? なにはともあれ、娘の次の大会まではじっと大人しくしていなくちゃいけないので、それを終わったら考えましょう。



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