キャラクター紹介
ご覧くださりありがとうございます。
5月の限定公開記事にて掲載していたキャラクター紹介を以下に公開させていただきます。
カンナギは近況ノートにも公開していたのですが、せっかくなので併せて記載しております。
お楽しみいただけますと嬉しく思います^^
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筆者は「侑」と呼んでいます(いきなりどうでもいい情報ですね😅)。
本編での台詞から、もしかすると「協調性を欠いている子」という印象を与えてしまったかもしれませんが、安易に同調することが嫌いなだけで、進んで和を乱したりするようなことはありません。むしろ、人一倍周囲の空気を敏感に感じとっています。
飄々としていて、何を考えているかよくわからないと言われがちな反面、根はかなりひょうきんです。お笑いも大好き。冗談なども言いますが、突然真顔で言ったりするので、冗談と受け止めてもらえないことも。
社会学の本ばかり読んでいると思いきや、漫画も大好きでよく読みます。少年誌、少女誌問わず、面白いと感じたらなんでも読みます。ライトノベルをはじめとする小説も好き。ちなみにゲームも好きです。RPGやパズル系を好むほか、ミニチュア好きなことから、言葉を話すどうぶつ達のキャンプ場を運営するのもお気に入りだとか。
冷めているように見えますが(そして本人も自分はけっこう冷めている、と思っている)、社会学カフェメンバー三人の中では一番熱いタイプだったりします。
番外編で描かれたとおり、おじいちゃん子です。いろいろなことをおじいちゃんから学びましたが、唯一、将棋だけは身に付きませんでした。本人曰く、来世では将棋ができるようになっている予定だそう。
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幕間(side R)で明かされたように、生い立ちや境遇による影響から根っこに強烈な自己否定があります。それがゆえに、恵まれた知性を考えなくてもいいこと――答えの出ない悩みなど――に費やしてしまいがちです。
蓮が使っているカラーコンタクトは特注品です。貴虎さんにお願いして特別に作ってもらいました。貴虎さんは何も聞かず、蓮が望む通りのカラーコンタクトを作らせたそうです。父、勲さんは、蓮がカラコンを装着していることについて黙認しているとか。妻を思い出させる「青い眼」と向き合うことに、勲さんも何かしら思うところがあるのかもしれません。
カンナギから「好きなもの」を問われてすぐに答えが出てこなかった蓮ですが、本人がはっきり自覚していないだけで、実際は「好き」をちゃんと感じています。蓮自身は趣味とは思っていませんが、チェスは時間を忘れて没頭してしまうようです。スマホにはチェスのアプリがインストールされており、自室にはクリスタルガラス製のチェス駒があります。それってもう絶対好きやん。
ちなみに、幕間( side K)にて、カンナギから「嫌いなもの」を問われた蓮は何も答えられないはずだったんですが、著者の思惑から外れ、彼が言葉を発したときは私自身がいちばんびっくりしました。
顔はお母さんのアイラさんにそっくりです。アイラさんは小学校から大学までエスカレーター式のお嬢様学校(noteに掲載中の『愛と秩序の四時間目 小学六年生への社会学講義』に出てくる「天藍女学院」です)に通っていました。
アイラさんの学年は、とりわけ美形揃いで評判だったのですが、その中にあってさえアイラさんの美貌は際立っていたと言われています。しかし、本人は自身の容姿を鼻にかけることはなく、天真爛漫、非常に爽やかで人柄もよかったことから、周囲の人々から大変愛されて育ちました。
のちの夫となる勲さんとは大学時代に友人の紹介で知り合いました。幼い頃から帝王学を叩き込まれ、ピリピリした人間関係の中で育ってきた勲さんにとって、アイラさんの裏表のない明るさはとても眩しく、魅力的に映ったとか。このあたりのお話については、いずれどこかで触れられたらなぁと思います。
……蓮ではなく、蓮パパ&ママについて語ってしまいました^^;
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愛ちゃんです。心の声が一番聞こえてきやすいこともあって、著者がもっとも書きやすいキャラクターだったりします。
(著者にとっての書きやすさ、対話のしやすさは、愛→侑→蓮です)
三人の中ではツッコミ担当になります。蓮は意外とツッコまないんですよねぇ。
小学校高学年から相手の顔色をうかがうコミュニケーションを取り続けてきたせいで、学校では自分を抑えがちですが、我は強めなほうです。わがまま、というよりは、意志がはっきりしているタイプ、と言いましょうか。
家では面倒見のいいお姉ちゃん。家のお手伝いもけっこうしていますし、実はいろいろな美点を持っているのですが、いわゆる「同級生に自慢できるような特技や長所」はないと本人は思っています。とはいえ、自己評価は決して低くはなく、三人の中ではもっともポジティブです。
あくまで弟妹の付き合いと称していますが、実はニチアサの魔法少女系アニメが毎週の楽しみ。もちろん、同級生らには秘密ですし、家族に対しても「まぁそういうのはとっくに卒業したけど、弟妹が観たがっているから自分も〜」の体裁をとっています。
なんのてらいもなく、もしくは紆余曲折を経験しながらも、「愛」「勇気」「友情」といった希望に満ちた思想を体現してみせる魔法少女たちの姿に憧れています。
本編で愛の容姿についてまだ言及はしていませんので、ここで少し……
髪は前髪ありのセミロング。本当は髪にパーマをあてたいのですが、校則で禁止されているので、夜寝る前に三つ編みをして、カールをつけています。日によっては、そのまま三つ編みにしていることも。きつく見えがちなツリ目を気にしています(実際気は強いのですが😅)。
華奢で線の細い印象のカンナギ、華奢というほどではないもののどちらかというと細身の蓮に対し、愛は平均身長にほぼ平均体重という健康的な体躯をしています。
◆ルディックのマスター
マスター登場です。愛ちゃんの母方の祖父です。
閑散としているイメージのルディック。ですが、供される飲食の味は本物です。美味しいよ! 知る人ぞ知る、名店といったところ。こだわりの詰まったメニューはすべて良心的な価格設定です。ですので、カンナギも足繁く通うことができます。ルディックの常連、シニアクラブのみなさんからもカンナギは可愛がられています。
ルディックの評判を聞きつけたショッピングモールから引き抜きの話もありましたが、マスターは商店街で営業することに意義を感じていたので丁重にお断りしました。
どれだけ長居してもマスターは嫌な顔ひとつしません。噂によると投資で儲けているため、売上は度外視で純喫茶を運営しているとかいないとか。
カンナギが初めてルディックに来店したのは小学5年生でした。祖父から「秘密基地」を受け継ぎ、社会学に出合い、自分で社会学の本を探し歩いていたある日、なんとなくルディックに立ち寄ったのです。
どちらかというとシニアの客層が多かったルディックに訪れた珍しいお客様だったので、カンナギの初来店はマスターにとって非常に印象深かったようです。
ひとり来店して、ミルクティを注文し、専門書と思しき本をひたすら読んでいる子どもの姿を最初こそ微笑ましく見守っていたマスターでしたが、次第に「いつも」ひとりで来店するカンナギのことを少しだけ心配する気持ちもありました。それだけに、初めて蓮を連れてカンナギが来店したときは嬉しくて仕方がなく、せっせと何種類ものクッキーを焼いたんですね。
マスターはカンナギや蓮のことを可愛い孫のように感じていますが、ルディックのお客さまである、という線引きをおろそかにしないよう心がけています。これはカンナギや蓮に限ったことではなく、ルディックに訪れるお客さますべてに対してマスターが心がけている点です。「すっかり見知った仲だから」「自分が好感を抱いているから」といって、ずけずけと踏み込むようなコミュニケーションは取りませんし、相手との距離感を大切にしています。お客さまに心地の良い空間を提供するため自分は黒子に徹する、というマスターなりの美学です。
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ここまでお付き合いくださりありがとうございました^^
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