あとがき

 はじめましてorこんにちは。

 marushi SKです。

 この度はBGV〜バックグラウンドボイス〜をお読みいただきありがとうございます。

 以降、ネタバレだらけになりますので、もし未読の方がいましたら注意してください。




 この作品、実はだいぶ前に思いついたものでして……。唯一見つけたメモには2012年とありました。

 実に十年です!!

 十年の時を超え、ようやく形にできました。長かった。

 ざっくりとしたメモしかないんですよ。短い話なので当たり前ですが。

 そんなBGV、何故急に書けたかというと──唐突に目に入った「一巻」という漢字がきっかけです。

 なんか響きおもしろいなぁ〜苗字に使えそう……でもそれなら現代モノ……この話があるじゃん! ──てな訳です。

 元々は絵で描こうとしてた気がします。でも今からデザインとか色々時間かかるしなぁ、という事で一人称小説にする事に。

 しばらく前にタイトルも考えてたはず──メモは見つからなかったけど、なんとか思い出せました。よかった。(初期のナントカ〜ボイスしかメモがなかった)


 十年前なのでスマホは持っていませんでした。当時はミュージックプレイヤー的な物から声が聞こえてくる設定だった気がします。余計にホラーだわ。そういう訳でスマホに変更。

 あとは名前! 壱巻と、適当に考えた藍田。朝と夜を対比してるようなものにしたくて、暁彦と夕樹と名付けました。

 キャラクター設定ははっきりと決まってませんでしたが、書いてみたら意外とポンポン喋ってくれるので助かりました。

 ……ところで男子高校生ってこんな感じでいいんですかね?(不安)


 作中に登場する藍田のファンタジー作品。これは直前まで内容を決めかねていました。

 割と最近思いついたものの、終わりが考えられなくて動かす事もできない創作があったので、それを元になんとなく入れ込んでみました。

 まぁ影響受けやすいタチなので、その創作自体も某作品に出会って降ってきたネタなのですが……それは置いといて。

 いつか動かせそうなら書くかもしれませんね。多分文章で……?




 実はこの作品、続編を思いついています。でもガバガバ設定すぎて書ける気がしないので、思いついてるところだけ書き残しておきます。


 季節が変わったか、二年生になったか、とにかく時間がたってから転校生がやってくる。短めの髪(ショートボブ?)に赤縁メガネのちょっとかわいい女子。

 初日から壱巻に話しかけてくる。引かれるかもしれないけど、あなたの後ろにこの学校の制服を着た男子がいる、と。

 この女子はメガネをかけると霊が見える体質。小学生の頃突然見え始めた。けれど姿は見えても声は聞こえない。

 壱巻のそばにいたのは消えたと思っていた藍田。こいつが他の死者たちに宣伝して壱巻に依頼に行くよう仕向けていたのだ。

 藍田の声が消えてから代わる代わる死者が依頼にきていた。いつも遊びにくる猫に餌をあげてほしい、花に水をやってほしいだの、かろうじて叶えられる些細な望みを持って。

 色々事実が明らかになって壱巻は怒ればいいやら呆れればいいやら。

 ひとまず壱巻はイヤフォンで声を、女子はメガネで姿を、藍田は望みを持つ死者たちを探して、三人でそれを叶えていく活動を始める──


 ……という感じですね。内容が浮かばなすぎて書くつもりはないんですけど。




 ここまで読んでいただきありがとうございます。

 久しぶりにちょっとした物語が書けて楽しかったです。

 今度はいつ書けるのかわかりませんが、またその時がくればお会いしましょう。

 それでは。

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