第10話 クラン
ゴブリンシャーマンを倒した後、俺とライラは残りのゴブリン達を倒して村へ帰るころには、既に空は白みがかり、朝の気配が近づくころ合いだった。
村に着くなり、まだ起きていた村人に感謝の言葉を受けながら、俺達は疲れた体を引きずって宿に戻り、そのまま各部屋に戻ってベッドに潜り込んだ。
目を覚ましたころには昼過ぎで、簡単な食事を済ませた後、俺達は村長宅へと報告に向かった。
「おお、お二人ともご無事で。この度は本当にありがとうございます」
村長宅を訪れると、村長は挨拶もそこそこ、俺達に感謝と共に頭を下げる。
村長に森に入った後の事を改めて説明をし、また感謝の言葉を貰うと、しばらく休んでいってはどうかと言う村長の申し出を丁寧に断り、俺達は村を出る為、荷物を纏めた。
村を出る際には、村人たちから感謝の言葉と、村で採れた野菜などを貰った。
俺の初の依頼はこうして終わったのだった。
と、綺麗に終われればよかったのだが・・・・・・・・
「ほんっっとうに、お前は使えない奴だな」
「そ、そこまで言うか・・・・・」
「当たり前だ、バカ」
行きと一緒で、ライラに手綱を握ってもらいながら進んでいく道すがら、馬に跨りながら帰路に就く中で、ライラからお説教を受けていた。
その内容はと言うと・・・・・・・
「立ち回りが出鱈目なんだよお前は」
「立ち回りって言われても・・・・・・」
「少しは周りを見ろってことだよ。そうすればあんな事にはならなかったろうが」
あんな事とは、ゴブリン達との戦いの事だ。
ゴブリンシャーマンを何とか倒した後、残ったゴブリンを倒すべく、俺達は戦った。
ゴブリンをこのまま逃せば、逃げたゴブリンが再び襲ってくる、もしくは他の場所で同じことをやる可能性がある為、残さず殲滅する必要があったのだ。
その時、俺とライラは既に体力の底がつきかけ、まともに闘気法を使うことが出来なかった。それでもゴブリン程度なら問題なく倒すことが出来た。はずだったのだが・・・・・
「囲まれるは、アタシにぶつかるは、吹っ飛ばしたゴブリンをアタシに飛ばしてくるは・・・・・・もう少し考えて戦えないのかよ」
「・・・・・・・面目ない」
ライラの指摘通り、俺はライラにかなりの迷惑をかけた。
目の前の一体に気を取られて、気が付けば他のゴブリンに囲まれ、そこをライラに助けられたり、逆にライラの背後から襲い掛かろうとしたゴブリンを倒すために駆け出したはいいが、勢い余ってライラにぶつかり二人揃って地面を転がったり、挙句は俺が吹っ飛ばしたゴブリンが、ライラが攻撃しようとしたタイミングでライラの方に飛んで攻撃のタイミングが崩れたり、とにかく散々だった。
「お前、クロードか集団戦とか教わらなかったのか?」
「いや、クロードからは一対多の対処は教わったけど、それ以外は・・・・・・」
「教わっても無ければ経験もないって?」
「ああ」
「・・・・・・クロードの奴、そこもキッチリ教えておけよな」
呆れと共にため息をつくライラ。
「二か月程度しか教わってないし、俺は闘気法どころか体作りから始めたから、教わる暇がなかったんだよ」
「体作りって、そこからかよ・・・・・」
「しょうがないだろ?今まで戦闘なんてしたことも無かったんだから。闘気法だって使ったことも無かったし、集団戦だって、教会で赤蜘蛛の連中とやり合った時だけだし・・・・・いや、クロードと距離もあって、協力して戦ったって訳でもないから、集団戦とは言えないのか?」
「なんだそりゃ」
また呆れと共にため息をつく。
そんなに溜息ばっかり出すなよ、幸せが逃げるぞ?あ、すみません、そんな目で見ないで。
「つまり、現時点でのお前は一人で戦えても、誰かと協力しながら戦うことは出来ないっと」
「まあ、そうだな」
「しかも、そんなに強くもねぇときた」
「うっ・・・・・・」
痛い、心が痛い・・・・・
「本当に素人もいいところだ・・・・・・・・そんなんで本当にやっていけんのかよ?お前、金だって稼がないといけないんだろ?」
「まあ、な」
奴隷を買うための資金調達、その一環としての依頼。その初めの一歩で早くも問題が山積みの状態。
ライラじゃなくても今後の事に不安を覚える状況だ。
「それでも、やるしかないんだよな・・・・・・」
ポツリとこぼした声はライラには届くことなく、俺達はデムローデへと歩みを進めていく。
♢ ♢ ♢
デムローデに着いた時には既に日も暮れ、辺りは夜の体になっていた。
門が締まるギリギリの時間に辿り着いた俺達は、門番の兵士に嫌な顔をされながら街に入り、その足で組合を訪れた。
「と、言う訳で、依頼は達成しました」
「はい、分かりました。報告書はこちらで纏めておきます。初の依頼、お疲れ様でした。それと・・・・・」
レミアさんに今回の依頼の報告をすると、レイラさんは席を立ち、奥に行って何やら手に革袋をもって戻ってくると、俺にその袋を渡した。
「こちらが、今回の依頼の報酬となります」
「ありがとうございます」
受け取って中を確認すると幾つかの硬貨が入っていた。
「一応中の確認はしてくださいね?」
言われるがままにその場で中を確認する。
袋の中には依頼書にあった通り、銀貨六枚が入っていた。
「はい、確かに」
「では、これで依頼は終了になります。お疲れ様でした」
レミアさんの労いの言葉を背に受付を後にする。そのまま待機スペースの椅子に腰かけているライラの下に向かう。
「終わったか?」
「ああ、この通り」
銀貨が入った袋を掲げてみせる。じゃらりと鳴った袋の重みに初仕事が終わったのだと言う感慨湧いてくる。
「銀貨六枚、最初に話した通り、半分で良いんだよな?」
「ああ、それで構わない」
今回の依頼を受けるにあたって、最初に決めていたのが報酬の配分。これは銀貨六枚とキリが良いので、お互い均等に銀貨三枚で分けることになっていた。
「まあ、お前の働きっぷりから考えたらアタシが四でお前は二が妥当だと思うがな」
「うっ・・・・・」
痛いところを突く。
「まあ、今回は最初の話通りでいいさ。けど次、お前の働き次第では取り分が減ると思えよ?」
「わ、分かった」
ん?
「次も一緒に依頼を受けてくれるのか?」
「言ったろ?ペアを組んでやるって。お前が仕事を覚えるまでは当分付き合ってやる。その後の事は勝手にしろ。アタシは知らん」
優しいのか優しくないのか分からん言い方だなぁ。
それでもしばらくは付き合ってくれるみたいだし、こっちとしては有難い。今回の依頼で自分の不甲斐なさを痛感した今、なおのこと、ライラの申し出は有難い。
「依頼はこれで終わり。今日はもう飯にして、明日またここに集合だ」
「分かった。飯はどうする?」
「アタシの行きつけがある、そこで飯にするぞ」
♢ ♢ ♢
ライラの行きつけの店で食事を採ることになった俺達は、ライラの案内で店までやってきた。
「あ」
「ん?何だ?」
店の前で立ち止まった俺を怪訝な顔で振り返るライラ。
「いや、この店、前にガヤルさんと一緒に来たことがあるんだ」
店の入り口の上に掲げられた『バヤール亭』の看板を見上げる。
「ああ、そう言うことか。ガヤル爺さんが街に来るときは大抵この店で食うからな。そう言えば爺さんはどうしてんだ?」
「ガヤルさんは店で使う道具やら素材やらを買いに行く、ってここ最近は別行動だ」
「そうか、まあいい。ほら、さっさと入るぞ」
止まっていた足を動かして先に中にライラが入る。俺もその後に続いて中に入ると、賑やかな声が鼓膜を揺らした。
「この前も思ったけど、繁盛してるな」
「ここは結構人気店なんだよ」
「いらしゃ~い!あ、ライラちゃん!」
入り口で突っ立っていると、テーブルの間を忙しなく動き回っていた店員さんに声を掛けられた。
「よお、ミーシャ。二人なんだが空いてるか?」
「空いてるよ~・・・・・あれ?そっちのお兄さんはこの前ガヤルさんと一緒にいた・・・・・・」
「総司です。この前はどうも」
「ミーシャです。この店を経営してるお父さんの娘で、美少女看板娘をしてます!」
自分で『美少女』って言っちゃたよ。
まあ、実際可愛い。短く切りそろえた明るめな茶色の髪に、クリクリと愛嬌のある大きな瞳が、溌剌とした彼女によく似合っている。顔も小顔で、身体のラインも女を思わせる肉付きをしている。
客観的に見ても可愛い部類なのは間違いない。それを本人が自ら口にするのは自信の表れか、もしくは彼女の冗談か。
「よろしく、ミーシャ」
「はい、よろしくです!では、席にご案内します」
こっちです、と案内され、店の窓際に面した一席に案内される。
席に付くなりライラは料理を注文。俺はメニューを見ても分からないからミーシャのオススメに酒を一つ頼む。
注文を受けたミーシャは席を離れ、俺達は料理が来るまで次の依頼にはどういったものを受けるかを話て待つ。
しばらくそうして話しているとミーシャが料理を運んでくる。料理を出し終えたミーシャは「ごゆっくり~」と言い残して別の席に向かう。
テーブルの上に見た目も美味しそうな料理達が並ぶ。皿から昇る美味そうな匂いに刺激されて腹がギュルっと鳴く。
「それじゃ、お疲れさん!」
「おう」
運ばれてきた酒を手に乾杯をすませ、料理に手を付ける。
「うん、美味い!」
何の肉かは知らないけど、スパイスがきいてて良い感じの味が出ててる。スープもサラダも同じく、満足のいく味だった。それらの料理に舌鼓をうちながら、料理が来る前に話していたことを、再び話題に投げる。
「次の仕事、どんなものにする?」
先程、料理が運ばれる前にも少し話をしていたが、結論が出る前に料理が来たために中断した話だ。
「そうだな・・・・・・今回みたいに一日で出来るような討伐系がいいが、そうそう転がってないしな・・・・」
「討伐以外の依頼で、一日で終わる様なものはどうだ?」
ライラはう~んと悩むようなそぶりを見せる。
「あるにはあるが、どれも報酬は安い。一日に複数の依頼をこなせばそれなりの額にはなるが、それも依頼の内容にもよるからな」
「難しいもんだな・・・・・」
何処の世界でも金を稼ぐと言うのは大変だ。
「それに、目的の金額がまだはっきりしてないのも問題だ。それが分かればもう少しやりようはあるんだがな」
「そうだな・・・・・・」
しばらくは奴隷の健康状態やらを管理するのに時間が掛かるから、今すぐ売りに出されるわけじゃない。そう話には聞いてはいるが、いざ売りに出されてとんでもない金額だったら手の出しようがない。
それでも事前に知ることが出来たら、いくらか方法も思いつきそうなものだが、今はまだ奴隷商の方も店の扉を閉めている状態みたいだし。
「前にも言ったが、数日は向こうも商売の準備で店を開かない。その間にこっちは金を稼ぐしかない」
「上手い事調べることが出来ないかな?例えば業者を偽って潜入するとか」
「お前はそんな器用なことが出来んのか?」
「・・・・・・・出来んな」
「なら却下だ」
パッと思いついた考えも直ぐにライラに否定される。まあ、自分でも無理がある話だとは思うが。
「よお、悩み事か?」
と、頭を悩ませていると、他所から声を掛けられる。
見ればそこには組合で会ったベヤドルとその妹のファム、それに後ろには気見合いでも見かけた仲間らしき女騎士の姿。
「ベヤドル。それにファムと、え~と・・・・・・」
「ミタリ―よ」
「よろしく。俺はソウジ」
「ええ、よろしく」
そう言って差し出された手を取り、握手を交わす。
(美人だな~・・・・・)
握手を交わしながらまじまじとミタリーを見る。
長く艶のある綺麗な金髪に、キリっとした眼が印象的だ。身長も女性としては高く、俺と同じくらいはありそうだ。
組合で見た時は鎧を着ていたが、今は私服なのか、ラフなシャツにズボンと軽装だ。それなのにまるでモデルのように映る。元の世界なら何処かのランウェイを颯爽と歩いてそうだ。
「ん?どうかした?」
「え、ああ、いや、何でもない」
「そう?」
握手を交わしたまま、まじまじと見てしまった。慌てて手を離すと、ミタリーは怪訝な顔を一瞬したが、直ぐに笑みを浮かべる。
「話は聞いてるわ。クロードの紹介で入ったって。期待してるわ」
「あんまり期待されても、応えられるか分からないぞ?」
「フフッ、謙遜は良くないわよ?あのクロードがわざわざ紹介するぐらいだし」
「そうでもないよ。それより、三人はどうしたんだ?」
余りこの話を続けるとボロが出そうなので、話の話題を変える。
「依頼の方が思ったよりも早く終わったもんでな、こうして飯に来たわけだ。よかったら一緒にいいか?」
確かに二人共ミタリーと同じくラフな格好だ。
俺達が座る席に、まだ空きがあるのを確認して提案してくる。
「ああ、俺はかまわないよ。ライラは?」
「好きにしろ」
ぶっきらぼうなライラの返事に、ハハッと笑ってベヤドル達は席に付く。
「ミーシャ!俺達にも同じものを頼む!」
は~いと言う言葉と共に、別の席の注文を受けていたミーシャが元気よく返事をする。それを確認すると改めて俺達に向き直る。
「で、さっきは何を悩んでたんだ?」
「そんな風に見えたか?」
「ああ、眉間にしわが寄ってたぜ」
自分の眉間をこつこつと指でつつく。
「悩みって言うか、次の依頼はどんなものにしようかって話してただけだよ」
「次?なんだ、もう依頼を終えたのか?どんな依頼をだ?」
「ゴブリン退治」
「え?」
俺が言うと、ファムとミタリーは目を丸くして驚いた。ベヤルドだけは「へぇ~」とどこか面白そうにしている。
「ソウジさんはハンターになったばっかりですよね?それでいきなりゴブリン退治なんて・・・・・・」
ファムに呆れとも感嘆ともつかない目を向けられる。
「そ、そんなに変か?」
「変、と言うか、普通は採取とか、そう言う簡単なところから始めるものよ」
「けど・・・・」
ライラを見ると視線を逸らされた。
こいつ、分かっててあの依頼を受けたのか。
しかし、事情が事情なだけに、この依頼を選ぶしかないともいえる。それが分かっているからライラを責めることは出来ない。
「フ~ン・・・・・なるほど、ライラの受け売りか?」
俺の視線で察したのか、ベヤルドが納得顔で頷く。
「しかし、いきなりゴブリン退治とは・・・・・何か事情があるんじゃないのか?」
「ああ~、それは・・・・・・」
「例えば、金、とか」
「うっ」
答えに詰まっていると、確信を突くような発言をされて思わずたじろぐ。
「無理に聞くつもりもないが、相談ぐらいなら乗るぜ?」
「そうですよ。同じ組合の仲間ですし、良かったら力になりますよ?」
「まあ、これも何かの縁だと思えば、私も吝かではないわよ」
三者三様から気遣いの言葉を投げかけられる。
有難い事だが、こんな話をおいそれと言っていいものなのか判断に迷う。
「良いんじゃないか?それでいい方法でも見つかれば、これからの指針になるだろうし」
ライラに助けを求めるように視線を向けると、ライラはなんてことも無いように言った。
「躊躇する気持ちも分かるが、ここで足踏みしてても解決するわけじゃないぜ?使えるものは使っておかないと、後で後悔するぞ?」
確かに、ライラの言う通りだ。
ここで金が必要だ、なんて卑しい話をするのに躊躇していたら、目的は達成できない。
俺は真実を確かめると決めたのだから、こんなことで躓いてなどいられない。
「じつは――――――」
俺は改めて三人に向き直ると、この街についてからの事、今抱えている問題を話す。
ただし、俺と美里が恋人であったことは伏せる。これを話すと話がややこしくなるし、下手をすると俺がこの世界の人間じゃないことにまで話が及ぶ可能性もある。
申し訳ないと思いつつ、それ以外の事を三人に語って聞かせた。
話を聞き終えたファムとミタリーは顔を歪める。
「じゃあ、ソウジさんはその為に・・・・・」
「まさか知っている人間がな・・・・・・」
二人はこの話を自分と置き換えて考えたのか、沈痛な顔となる。
「とは言え、そこまで珍しい話じゃねぇけどな。知り合いが奴隷落ちしてたなんてよく聞く話だ」
ファムとミタリーとは違い、ライラは何処か達観した意見だ。
「確かにそうだけど、もっと優しく言えないの?当事者が目の前にいるのに」
ミタリ―から少し鋭い視線を受けるも、ライラはどこ吹く風とばかりにフンッ!と鼻を鳴らす。
すると、今まで黙って聞いていたベアルドが口を開く。
「・・・・・・事情は分かった。俺が金をくれてやる、って訳にはいかないが、その代わり、情報ぐらいなら提供できるはずだ」
「情報?」
「ああ、うちのクランに情報収集が得意なやつがいる。そいつに少し探らせよう」
「クラン?」
「そうか、言ってなかったな。俺達三人は『疾風』て言うクランに所属しているんだ。他にもクランメンバーいるが、今他の連中は一仕事終わって休んでる」
そう言えば、レミアさんから貰った組合のルールが書かれた手帳に書いてあったな。
数名のハンター同士でチームを組んで、依頼を受ける制度がある、って書いてたな。
「兄さんはうちのクランの団長なんですよ」
「え?そうなの?」
何処か自慢げに胸を張るファム。
「因みに私その副団長」
ミタリ―も同じく胸を張る。
「へぇ~ベヤルドってすごい奴なんだな」
「そうでもねぇよ。うちはそこまで人数が多いわけじゃなし、クランのランクもC。俺自身だってC+止まりだしな」
「それでも凄いよ。俺には真似できない」
「ははっ!ありがとよ」
「話が脱線してるぞ?」
「おっと、すまねえ」
ライラのツッコミで話は元に戻る。
「それで、情報なんだが、明日そいつに頼んでおくとして、結果報告までは少し時間がかかる。大体三日は掛かると思っておいてくれ」
「助かるよ。けど、本当にいいのか?クランの人員を使ってまで・・・・・」
この件は完全に俺の私用だ。好意は嬉しいが、同時に申し訳ない気持ちも湧いてくる。
するとそれを察したのか、ベヤルドは笑って言った。
「クロードには世話になったからな。その弟子のソウジを助けることは、クロードに恩を返すことにもなるだろうと思ってな」
ベヤルドはそう、なんてことはないと言う風に答えた。
(ほんと、クロードは皆から好かれていたんだな)
未だにクロードの弟子だとか、期待しているなど言われると、胃の辺りが重圧でキリキリと痛むが・・・・・
(俺も、クロードみたいになれるかな・・・・・・?)
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