第458話
「みんな!このまま続けて行くぞ!!」
世界樹の棒を変形される巨大な剣の形に変える。そして変えた巨大な世界樹の棒(剣)を重さを軽くした状態でガイアドラゴンへと振るった。
ガイアドラゴンへと斬撃が命中する瞬間に重さを最大まで上げると、世界樹の棒(剣)はガイアドラゴンを袈裟斬りに切り裂いた。
深々と切り裂いたハルトの攻撃はガイアドラゴンに致命傷一歩手前のダメージを与える。
「グギャアアアアアア!!!!!!!!」
そしてハルトに続く様にナビィたちもガイアドラゴンへと大ダメージを与える攻撃を仕掛けていく。
ヒスイは再生阻害も混ぜられた大きな水の螺旋回転する魔法の槍が放ってガイアドラゴンの身体に穴を開け。
プルンがアイテムボックスから取り出したアダマンタイト製の巨大な大剣がガイアドラゴンを切り裂き。
コッコロが複数の卵爆弾を内包する大きな卵爆弾を投擲してガイアドラゴンを爆発させ。
ミルクが頭部に大きな一本角を土属性魔法で生成した突撃でガイアドラゴンの身体を串刺しにし。
ナビィが振るった巨大なハンマーがガイアドラゴンの身体を砕いた。
こうしてガイアドラゴンをハルトたちは大型ゴーレムを使わないで倒す事に成功するのだった。
「ふぅ……勝ったな。」
「ええ、勝ちましたね。」
『勝った!勝った!勝ったぞ!!』
『勝ったー!いーっぱい斬ったぞー!!』
『良い爆破が出来ましたわぁ。』
『僕も活躍できましたモー!!』
それぞれがガイアドラゴンを倒した勝利を喜びながら集まると、ガイアドラゴンを世界樹の木の頂上でも解体できるサイズに切り分ける。
「ナビィ、宝箱の中には何が入ってた?」
「良い物が入っていましたよ。大地の凝縮晶です。土属性魔力と木属性魔力を溜め込んだ非常に珍しいアイテムです。」
「良いアイテムが出たのなら良かったな。」
そうしてガイアドラゴンを切り分け終わると、ハルトたちは世界樹の木の頂上へと向かって階段を登って行く。
「ガイアドラゴンの解体を終えたら、世界樹の木から降りましょう。次に目指すのは火の世界樹の木ですね。」
「ガイアドラゴンと同じ様に百階層はドラゴン系のモンスターなのか?」
「ええ、そうですよ。強さはガイアドラゴンとそう変わらないモンスターです。そんな事よりも解体をしてしまいましょう。」
「そうだな。みんな解体を始めるぞ!」
『『『『おお!!!』』』』
ハルトたちはアイテムボックスから取り出したガイアドラゴンのぶつ切りを解体して行った。
流石にガイアドラゴンの解体が終わったのは二日も掛かってしまったが、それが終わればハルトたちは神珠のある祭壇の裏にある転移魔法陣を使って、世界樹の迷宮の一階層へと転移するのだった。
一階層へと転移を終えたハルトたちは世界樹の迷宮から出ると、世界樹の迷宮の外は雪が積もっていた。
「ナビィ、今って何月なんだ?世界樹の頂上では気にしてなかったけどさ。」
「十一月ですよ。世界樹の頂上だけでも一年以上は居ましたからね。時間感覚が可笑しくなっているのでしょう。」
「そんなもんか。」
ハルトとナビィがのんびり話しながら世界樹の木の周りにある都市であるイガルマの冒険者ギルドへと向かって歩く。
そんなハルトたちを世界樹の迷宮を目指して進む冒険者たちは遠巻きにして眺めていた。
「そこで止まってくれ!」
「ん?なんだ。」
「そこの大きな牛系モンスターを都市に入れる訳には行かない!!」
『僕、入れないモー?』
いつも一緒に居たから気付かないがミルクは大型のモンスターだ。そんなモンスターを都市に入れる訳には危険過ぎて行けないのだろう。
「小さければ問題ないよな。ミルク、魔道具を使ってくれ。」
『分かりましたモー。』
大きな身体のミルクの身体が魔道具の効果で身体を小さくして行き、進化前のミルクカウと同じ程度の大きさへとミルクは身体を変えた。
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新しく作り直した作品があります
・怪異溢れる世界
以上の一作です
時間がある方は読んでくれると嬉しいです
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