第37話
気配察知を取得しようと練習をしていたら時間がきたのかナビィが声を念話で掛けていた
『もう鐘が鳴っていますよ、ハルト』
「教えてくれてありがとう、ナビィ。集中していたから鐘が鳴った音が聞こえなかったよ」
『お湯を貰いに行きましょうか』
一階に降りてお湯を貰いに向かいちょうど給仕の仕事をしていたアイラに代金を渡してお湯を頼んでお湯を持って来て貰う。お湯が入れられた桶をアイラから渡されて部屋に戻るとヒスイが水魔法の練習に使っていた桶の水を操り噴水の様に水を噴出させていた。水の入った桶の周りには水飛沫により濡れていて水浸しになっていた。持っていた桶を床に置いてテーブルの上にいるヒスイを叱る事にした
「ダメだぞヒスイ、テーブルを水浸しにしちゃ」
ヒスイはプルプルと震えている様子でナビィに通訳を頼んだ
『水を動かすのが楽しくなっちゃった様です』
「こんな早く水魔法が使えるようになるのはすごい事なんだぞ。ヒスイ、よくやったな。でも自分でこの水浸しにしたテーブルを拭く様にな」
水魔法を取得したヒスイを褒めるけど自分で水浸しにしたテーブルを拭く様に布を渡す。注意されてしょんぼりしていた様子のヒスイだったけどその後褒められた事が嬉しかったのかプルンプルンと身体を震わせてからヒスイは渡された布を使わずに濡れたテーブルを移動してテーブルから水分を吸収していった。濡れたテーブルから水がなくなりヒスイは渡された布を返してこちらを見つめてる様に見てくる
『ハルト、ヒスイは褒めて欲しいみたいですからヒスイを褒めた上げてください』
「こんな事も出来るのかヒスイは凄いな」
ナビィが褒めて欲しいと見つめている様子なのだと教えられ見つめているヒスイを褒めて撫でるとプルプル震えながらヒスイは柔らかな身体を腕に絡めてきた。それから少しの間ヒスイを褒めているとナビィからお湯が冷めてきますよと念話で話かけられてお湯入りの桶を見ると湯気が出ていた桶からは湯気が出ていなかった。ヒスイから手を離して桶をテーブルに置き服を脱いでから桶に布を入れて温くなったお湯を搾り身体を拭いているとその桶にヒスイが触手を伸ばしてお湯の中に入れる。その後すぐにお湯から触手を離すとこちらを見てプルンと震えてきた
『ハルト、どうやらヒスイはこの桶の中に入りたい様ですよ』
「温くなっているけどスライムにお湯って大丈夫なのか?」
『よっぽどの高温じゃなければ大丈夫ですよ』
「ヒスイ、入ってもいいけどお湯を溢すなよ」
そうヒスイに言ってすぐにヒスイは桶の中に入りダラーンと桶の中で身体を伸ばしている
「気持ちいいのかな、ヒスイは」
『気持ちいいみたいですよ』
「人がお風呂に入っている感じなのかな」
身体を拭き終わり服を着てお湯が入っている桶と拭いた布に浄化魔法を使って布のは収納して桶はまだヒスイが使っているのでそのままにする
『まだスキルの練習をしますか?』
「いや、ステータスを見てからもう寝るよ。明日も早いしな」
ステータスと念じてステータスボードを出して確認する
名前 ハルト
年齢 15
レベル 8
ジョブ 【棒術士】【見習い魔法使い】
才能
体力 A
魔力量 A
力 A
耐久 A
器用 A
敏捷 A
魔力 A
精神 A
恩恵スキル
【ナビゲーション】【健康魔法レベル2】【ジョブ増加レベル8】
ジョブスキル
棒術士【棒装備時攻撃力小上昇】【棒術スキル経験値小上昇】【能力値力小上昇】【能力値器用小上昇】見習い魔法使い【魔力消費微軽減】【魔力系スキル経験値微上昇】【能力値魔力量微上昇】【能力値魔力微上昇】
変化スキル
【アイテムボックス】【棒術】【精神耐性】
ノーマルスキル
【棒術レベル8】【投擲レベル3】【土魔法レベル2】【水魔法レベル2】【木魔法レベル3】【生命魔法レベル1】【浄化魔法レベル2】【契約レベル1】【魔力感知レベル8】【魔力操作レベル8】【アイテムボックスレベル2】【呼吸レベル4】【歩行レベル3】【瞑想レベル4】【集中レベル6】【解体レベル4】【採取レベル4】【素材加工レベル4】【魔力回復量増加レベル3】【精神耐性レベル5】
【棒装備時攻撃力小上昇】
効果
・棒系の装備品を装備時に棒系の装備品の攻撃力を小上昇させる
【棒術スキル経験値小上昇】
効果
・棒術スキルの獲得経験値が小上昇する
【能力値力小上昇】
効果
・能力値の力を常時小上昇する
【能力値器用小上昇】
効果
・能力値の器用を常時小上昇する
【魔力消費微軽減】
効果
・魔力の消費を微軽減する
【魔力系スキル経験値微上昇】
効果
・魔力系のスキルの獲得経験値を微上昇させる
【能力値魔力量微上昇】
効果
・能力値の魔力量を常時微上昇する
【能力値魔力微上昇】
効果
・能力値の魔力を常時微上昇する
【契約】
効果
・モンスターと契約して仲間にする事が出来る
・契約したモンスターを魔力を使用する事で召喚する事が出来る(召喚に使用した魔力は送還しないと回復しない)
・召喚したモンスターを送還する事が出来る
・契約のスキルレベルに応じてモンスターとの契約がしやすくなる
・契約のスキルレベルに応じて召喚に必要な魔力が減る
ジョブに就いたから一気にスキルが増えたな。これで魔力系のスキルのレベルも今よりも上がりやすくなったみたいだな。能力値も少し上がっているしこれで魔境でも少しは今までよりも探索しやすくなっているのかな
「ナビィ、これなら魔境でも大丈夫だと思うか?」
『浅い場所なら大丈夫だと思いますよ。でも魔境やダンジョンでは絶対はありませんからね。警戒しながら頑張っていきましょうね』
「そうだな……今度はヒスイのステータスも確認してみようかな。契約したモンスターのステータスを確認は出来るんだよな、ナビィ」
『出来ますよ。ヒスイのステータスを確認したいと念じてください』
ヒスイのステータスを確認したいと念じるとステータスボードが現れた
名前 ヒスイ
年齢 2
レベル 7
ジョブ 【見習い粘体士】
才能
体力 B
魔力量 C
力 E
耐久 A
器用 C
敏捷 F
魔力 B
精神 D
恩恵スキル
ジョブスキル
【粘体攻撃時攻撃力微上昇】【粘体術スキル経験値微上昇】【能力値耐久微上昇】【能力値器用微上昇】
変化スキル
ノーマルスキル
【粘体術レベル5】【水魔法レベル1】【生命魔法レベル2】【魔力感知レベル3】【魔力操作レベル2】【吸収レベル7】【酸生成レベル7】【細胞生成レベル6】【打撃耐性レベル3】
【粘体攻撃時攻撃力微上昇】
効果
・粘体での攻撃時に攻撃力が微上昇する
【粘体術スキル経験値微上昇】
効果
・粘体術のスキル獲得経験値を微上昇する
【能力値耐久微上昇】
効果
・能力値の耐久を常時微上昇する
【粘体術】
効果
・粘体での攻撃の時にスキルレベルに応じて攻撃力が上がる
【吸収】
効果
・食べた物を吸収して栄養にする事が出来る
【酸生成】
効果
・酸を生成する事が出来る
【細胞生成】
効果
・細胞を生成する事が出来る
【打撃耐性】
効果
・打撃での攻撃に耐性が出来る
「これがヒスイのステータスか……ヒスイって生まれてからまだ二歳しか経ってないんだな」
『スライムで二歳まで生きているのは珍しいですよ。だからヒスイは進化してヒールスライムになっていたんですね』
「ヒスイって進化していたのか。これからも進化するのかなヒスイは」
これからヒスイが進化したらどんな進化をするのか気になってくるなと思っているとナビィがもうヒスイは進化しないと言ってきた
『モンスターは契約やテイムをすると進化しなくなりますからね。その代わりにジョブに就く事が出来る様になったんですよ』
「そっか進化しないのは残念だな」
ヒスイが進化しない事が残念だと思いながらベットに横になっていると桶の中にいたヒスイがこっちにピョンピョンと跳びながらベットに着地した
「ヒスイも一緒に寝るか」
プルプルしているヒスイを抱き寄せるとゼリーの身体が温かくなっていた
「湯たんぽみたいだな……おやすみナビィ、ヒスイ」
『おやすみなさい、ハルト』
プルンと震えたヒスイを抱き寄せて目を閉じて眠りに入った
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