編集済
誤字情報:
>『帝都芸大卒 TODO TERUIRO展』
Hが抜けていると思います。
もし意図があるなら、すみません。
>南雲先生の語り口は、トウジョウ先生の半生を追体験したかのようだった。
トウドウ、が正しいと思われます。
お題小説としましては、お題の処理が若干ずるい(笑)気もしますが、
抜群の雰囲気で読ませる短編だなと感じました。
特に美術教師の語り口が印象的でした。
総じて陰鬱な内容に対し、ラストシーンの鮮やかな演出と軽妙な締めが、
見事なコンストラストを描いていて、読後感には素晴らしいものがありました。
面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
誤字報告感謝です! 修正しておきました。
雰囲気に全振りした構成の本作なので、そこを評価していただき有り難いです。自主企画の主催者方にはどう思われることやら(冷や汗)。
同題異話の方の企画者です、と自己紹介するとは思いもよりませんでした。ですが確かに同時参加される方は見かけますね。
謎解き要素、美術作品と“解釈”の土台が自主企画3つ分込められているであろうエッセンスを見事に受け止めているというか、読んでいて違和感のない素直にワクワクする作品でした。リノウの『ノ』が『ソ』の点が取れたものかも、なんて、実に素敵な発想です。最後まであれこれ持ち帰ってしまった西条さん、導入役であり中立であるかと思いきやしっかり主張する東山さん、そして全容が見えているかのような切れ味の南雲先生。今回は私が企画者だったので得意顔で問うことができます。
「テーマに縛られた自主企画では不思議と自分が譲れない何かを表現したくなるものです。あなたにとってそれは何でしたか。」
個人的には南雲先生その人だったのではないかと感じました。説明役に囚われない底の見えなさが、あっさりとしたカッコよさの奥にキラキラと鈍く光っていました。
大変遅くなり申し訳ありません。この度は自主企画にご参加いただきありがとうございました。
作者からの返信
丁寧なコメントありがとうございます!
南雲先生はお気に入りのキャラクターです。主人公(東山)とは別に、話をグイグイと進めていく人物に惹かれる私の癖の現われです。