青春

俺たちは中学を卒業し、高校に入学した。

この高校はたったの5クラスしかない。だから奈古と同じクラスになる確率が高かった。高校初めてのクラス発表だ。俺は緊張していた。

校内の掲示板に1〜5組のクラスの紙が張り出され、俺は1組から見ることにした。

1組から徐々に見ていくと、2組の最初の方に「神木 奈古」という字が書かれていた。俺の名前も探すとそこには

「新名 楓希」とかかれていた。中学2年生から、3年連続同じクラスだった。

俺は嬉しかった。青春と呼ばれるこの高校生活のスタートを奈古と過ごせることに喜んでいた。


それから俺は、毎日友達や奈古と楽しい日々を過ごし、文化祭の出し物をしたり、体育祭応援団やったり、時にはあほなことをしたりと理想のような青春とをこの高校生で過ごすことが出来た。


あっという間に時が過ぎ、俺たちはもう高校三年生だ。この先の進路は人によってわかれる。大学に進学する人もいれば、就職する人、あるいはもう1年高校に残る人など、色んな人がいる中で、俺は大学に進学することにした。俺には教師をしたいという夢があるからだ。でも、奈古は就職するそうだ。

ここで初めて2人の意見に違いができた。


高校生活ラストの行事が多い2学期。俺と奈古がずっと一緒にいられるのもこれが最後かもしれない。そんな思い出俺たちは最後の文化祭2人で文化祭の出し物をすることにした。

俺たちは有名アイドルのダンスをすることになった。

俺はダンスが苦手だったから必死に練習する必要があった。


「もう〜楓希!何回サビで失敗するのよ〜」

「ごめん!奈古」

「俺、ダンス苦手だからさ!」

「そんなこと言ってる場合じゃないの!文化祭まで残り1ヶ月きってるのよ?気合い入れていくよ!」

「はーい!」

こんな練習してる日常が俺には楽しくてたまらなかった。そして迎えた文化祭当日。

嬉しいことに文化祭ということもあり体育館の雰囲気は盛り上がりやすい雰囲気ができている。次は俺たちの番だ。

緊張しながらもダンスは無事大成功。

これが高校最後の文化祭となった。


楽しかった2学期も終わり、とうとう卒業シーズンだ。

俺と奈古はここで、別々の道を歩む。

だけど、俺と奈古は高校を卒業して、同棲することになった。

俺は大学進学して、奈古は就職。別々の道を歩んでも、また一緒に生活ができる。

俺はこの人生で1番嬉しいくらいの事だった。


俺たちは無事卒業することができ、

楽しかった高校生活は幕を閉じた。

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