第19話 親が毒だと自分の好みも分かりづらいです……。
このエッセイは、私が投稿している小説に関するものです。
投稿している小説は、正式なタイトルを「私が投稿している小説「京都市左京区下鴨女子寮へようこそ! 親が毒でも彼氏がクソでも仲間がいれば大丈夫!」です。
長いので、以下「(略)下鴨女子寮へようこそ!」としますね。
小説は→https://kakuyomu.jp/works/16817139555256984196
私は、美希同様、女の子らしい可愛い雑貨が大好きです。
今でもフランフランとかに行くと、メンタルがリフレッシュされると感じます!
(Francfrancのことを、拙作の本文ではカタカナの「フランフラン」と表記しています)。
拙作「(略)下鴨女子寮へようこそ」」の美希は「不美人な自分が可愛い雑貨を求めるのは笑われてしまう」と思い詰めていますが、私自身はそこまでではなかったので、雑貨屋さんでウィンドウショッピングを楽しむことはよくありました。
ただ、愛くるしいわけではない私の顔立ちで、「女の子らしい可愛い」ものにどの程度近寄っていいのか、距離を測りかねていたところはありましたね……。
普段の私はとても地味なのに、雑貨や、それから洋服など、ふと「可愛いものを身につけたい」と思い立つと、とんでもなくド派手なのを入手してしまったり。
有名マンガ「聖☆お兄さん」に、「若い頃のファッションは迷走しがち」というセリフが(確か複数箇所)あります。一般に自分のスタイルが決まるまで試行錯誤という時期は誰にもあると思います。
ただ、私の場合は、自分自身の持っている雰囲気、他の持ち物などとのバランスを考慮しながら、自分の服や身の回りのスタイルを整えていくことが、一般的な年齢よりかなり遅れていたと思います。
これもやはり毒母の影響があったのかなと思いますね……。
自分の好みが出てくる以前に、「〇ちゃんは、あんなの欲しくないわよね?」と決めつけられてしまったり。
逆に「叔母さんがこんな素敵な洋服を(従姉のおさがりとして)くれたのよ。良かったわねえ」と母から与えられたら、私自身の好みとどんなに合わなくても「これが素敵というものなんだ」と自己暗示をかけながら着ていたり……。
(今、思い返しても、叔母の趣味はイマイチだったと私は感じます)。
私がすっかり大人になってからのエピソードなんでですが……。
結婚する時に、「私の」嫁入り道具を選んでいた時のことです。
百貨店の売り場で、母は「どれでも、あんたの好きな柄を選びなさい」と口にするので、私がウェッジウッドのワイルドストロベリーの柄を指さして「これがいい」と明言したにもかかわらず。
母は「んーーー」と返すだけで、再び売り場をうろうろし、そしてまた言うのです。
「探してみてもエエのがないねえ。どれでも、あんたの好きなの選んで頂戴」と。
2,3回これを繰り返しましたかね……。
この時は母の姉が付いてきており、「〇ちゃんはこれがエエと言うてるやないの」と取りなしてくれました。
それで無事ワイルドストロベリー柄を買うことになったんですけれど。
毒母には、自分以外の他者を認知するのが難しいことなのでしょう。
基本的に、他者は自分の要求を満たすための道具としか見てないフシがあり。
娘の婚礼用品も、自分のショッピング欲求を満たすものでしかありません。
かといって、その趣味や品物選びに自分で責任を持ちたくないので、娘の方から母の望む品を”忖度”して、選んで見せないとイケナイのです……。
↑こういう毒母と娘の組み合わせ、多いんじゃないでしょうかね……。
結婚してようやく疎遠になり、この年になってようやく衣類や身の回りの雑貨に自分の好みを反映させる方法が上手くなってきたように思います。
もちろん高いものは買いませんし、より安いお店で似たような品を探し出してそれで満足していたりします。
拙作「(略)下鴨女子寮へようこそ」に登場するフランフランやイノブンも、行くの大好きです!
由梨さんが美希に貸してあげたピンクの花柄のマグカップはFrancfrancで買ったという設定ですが、これは私が手持ちのマグカップを登場させてます!
ええ、いまこの文章をPCで入力する横にコーヒー淹れて置いてますよw
(近況ノートにこのマグカップの写真を掲載しております。https://kakuyomu.jp/users/washusatomi/news/16817330648729237002)
イノブンは京都を中心に店舗がいくつかありますが、京都以外の方には馴染みがないかと思ってFrancfrancを先に登場させました。
Francfrancとイノブンは「とても可愛い雑貨を置いてある店」という点は同じですが、イノブンの方が比較的シックなものが多いかなという傾向もあります。
Francfrancが商品のデザインもするのに対し、イノブンは別の会社の品物を仕入れて展示するので、商品の種類が幅広いです。
和雑貨があったりするのは、京都ならではでしょうか。
イノブンの本店がある四条通は、京都駅と並ぶ京都の繁華街の一つです。
拙作「(略)下鴨女子寮へようこそ」にあるように「一世代前だと京都でちょっと気取った買い物なら四条通一択」でした。
今は京都駅近辺も賑やかになりました。
駅ビルにはJR伊勢丹が入ってますし、地下街も広くなりましたしね。
京都に旅行に来られた方も、観光のついでにここらあたりを歩いたことがある方も多いかもしれません。
ちょっと歩くと、、ヨドバシカメラやビックカメラ、イオンモールなど大規模店もあって日常的な買い物もできます。
とはいえ。
私が若い頃には、JR京都駅の近くといえば近鉄百貨店があるくらい?の印象でした(今はヨドバシカメラになってます)。
京都のもともとの繁華街は三条や四条通など、JRの駅より北に離れたところです。
三条通は、江戸時代の「東海道」の西の起点でしたしね。
祇園祭が行われるのもこのあたりで、歴史的に商業の中心地なんですよ。
四条烏丸から少し四条通を東に入ると長刀鉾保存会があります。
ヨーロッパの古い都市では旧市街地から離れたところに近代以降の鉄道駅が設けられますが、京都もそんな感じでした。
その京都の”旧市街地”とも言える四条通。
西から、大丸百貨店、藤井大丸、高島屋、(昔は)阪急百貨店が東に点在していました(現在は阪急百貨店はありません)。
それに、百貨店だけでなく、四条通には個性的なお店が軒を連ねています。
拙作中で、日本文化好きの藤原さんが挙げた高級呉服の「ゑり善」。
もちろん老舗で、あの(ブランド品とかに詳しそうな)林真理子さんのエッセイにも登場していました。
私が家族の都合でヨーロッパの某国に住むことになったとき、一番気を使う相手への日本土産はここの風呂敷にしましたよ(そうするように人に勧められたので)。
この「ゑり善」の風呂敷。有名な品であるようで、別のヨーロッパの国の日本大使館勤めをしているお宅にお邪魔したら、玄関にタペストリーのように飾ってありました。
四条河原町の角にあり、何度も前を通っていますが、中に入ったたのはこの一度きりです。
高級店というなら、ルイヴィトンをはじめとするハイブランドの路面店もいくつかあります。……私は入ったことないですがw
「ノムラテイラー」という服地屋さんは、自社ビルの3階まで、布や手芸用品がびっしり並ぶお店です。
うんと若い頃フィギュアスケートをしていて、ここにスパンコールを買いに来た記憶があるのですが……。
一時期京都を離れて、最近訪れてみると、スパンコールコーナーは無くなってしまっているようです。
手ぬぐいや風呂敷の永楽屋さんのお店もあります。
四条通以外にも店舗がありますが、四条通に来たらこのお店を見るのも楽しみです。
アンティークな柄、モダンな柄、いろんな布があって見ているだけで面白いですよ!
四条通だけでなく、三条通まで通じる南北の通りも、それぞれに若い人向けのお洒落で尖がったお店があり、この界隈はお年寄りだけでなく若い学生さんなども多いです。
拙作「(略)下鴨女子寮へようこそ」でも、美希だけでなく、武田氏も四条通に来ています。
別に若い学生さんである彼が四条に来るのは分かりますが、なぜか、可愛い雑貨が好きな女の子の御用達イノブンの前で挙動不審……。
これから物語は美希と武田氏の交流を軸に進みます。
コミカルな展開ですので、ぜひとも最後まで楽しくお読みになって下さいね!
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