第4話 下鴨寮生達の大学のモデルは?

このエッセイは、私が投稿している小説に関するものです。

投稿している小説の正式なタイトルは「京都市左京区下鴨女子寮へようこそ! 親が毒でも彼氏がクソでも仲間がいれば大丈夫!」です。

長いので、以下「(略)下鴨女子寮へようこそ!」としますね。


小説へのリンクはこちら↓

https://kakuyomu.jp/works/16816927860159349467


今までの話で明らかになったように、この下鴨女子寮は大家の白河さんの個人的な持ち物であって特定の大学のものではありません。ですから、いろんな大学の学生がいます。


私は小説内で、実在の大学をモデルにしつつ、架空の名称の大学にしています。

実在の大学名そのものを使ってしまうと、あそこが間違っている、ここが間違っていると気になる方もおられるかもしれませんので……。


美希や金田さん、河合さん、高橋さん達の「西都大学」は、言うまでもなく、「京都大学」がモデルです。

国立で相対的には学費が安く(昔に比べると国立大学も高くなりましたが……)、偏差値も高くて就職もいい大学です。

だから美希もその利点を毒母に訴えて何とか受験にこぎつけましたし、退学を命じられても「この大学なら専業主婦をさせてくれるエリート男性を捕まえられる」と言い抜けることができたのです。


新市さんは「同立大学」。これは、「同志社大学」「立命館大学」を合わせてモデルとしています。

いろいろご意見はあるかと思いますが、首都圏の有力私大を表すMARCHに該当するのが関西の「関関同立」かと思います。

関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学ですね。うち、京都にキャンパスがあるのが同志社大学と立命館大学です。


同志社大学は京都の中心部、御所の真北に赤煉瓦の美しいキャンパス(今出川キャンパス)を持っています。文系学部が入っています。

新市さんは、このキャンパスに通っているとイメージしています。


筧さんの「京都経済大学」は「京都産業大学」です。

登場人物にファイナンシャルプランナーの有資格者が欲しいと思って、それならこの大学かなあと思いました。

あ、私自身がFPの資格持ってるんですよ。


炭川さんの漫画学部のある「宝華大学」は、「精華大学」がモデルです。有名な漫画家さんが学長を務めておられましたし、ここの漫画学科を出た方でヒット作に恵まれた漫画家さんもおられますよ~。


まだ登場していませんが、「府立大学」や千本北大路の「佛教大学」の学生さんも登場します。


「府立大学」は、適当な名前が思いつかず、そのまま「府立大学」としています。

京都の公立大学だという一般名詞だと思ってやってください……。


「佛教大学」は「仏門大学」として登場します。


拙作「(略)下鴨女子寮へようこそ!」は、私がとある大学の女子寮にいた経験をもとに書いていますが、その大学は外部からの編入や大学院入学に積極的でした。

ですから、女子寮にはいろんなバックグラウンドを持った人が多くて、その活気を懐かしく思っています。


この小説ではそもそも民間の女子寮であるという設定で、個性豊かな寮生が美希に関わってきます。


多彩なメンバーとひとつ屋根の下で過ごす美希。その学生生活がどうなるか、どうか最後までご愛読賜りますよう。


9月21日追記


読者様はお気づきかもしれませんが、登場人物の名前にも理由があります。


といいいますのも。

私自身が人様の小説を読んでて、一度に複数の人物の名前が出てくると、それぞれを記憶するのが難しいのです……(耄碌しておりましてw)。


それで、拙作「(略)下鴨女子寮へようこそ!」のキャラも、出来るだけそのキャラらしさを表す名前にしております。


最初に登場した金田さんは、金髪だからです。ただ、この金田さんにはもっと深い背景があります(第18話で由梨さんが説明します)。


教育学部の河合さんは、臨床心理学専攻で、京大教育学部教授として有名な研究者だった河合隼雄さんから命名しました。


入寮審査会の3人はそれぞれ説明しておりますが。


新市さんは社会学者の古市憲寿氏から来ています(私、この方の下の名前が未だに覚えられなくて……。今回初めてWikipediaで確認しました。幼児教育に関して上野千鶴子さんと本書いてたような……くらいしか存じ上げないのですが……。今の若手の社会学者で一番有名な人かなと思いました)。


漫画学科の炭川さんは、「炭治郎」というヒット作のキャラを挙げていますが、もちろん「鬼滅の刃」です。


筧さんは、ファイナンシャルプランナーなので「かけい」さんです。日経新聞の週に一度のコラムで、三人家族の会話形式で経済を教えてくれる内容のものがあるのですが、その一家も「筧さん」ですw


高橋由梨さんについては、これは……特に理由ないです、スミマセン。華奢でやや繊細な性格の女性の名前……と考えていて思いついたのが高橋由梨でした。


美希も、名前の方は「美しさを希望する」という意味を意識していますが、姓の「北村」は「美希」と組み合わせて似合いそうなありふれたものとして思いついたという程度の理由です。


まだ登場していませんが、この先登場する「和田さん」は、実在のモデルが温和な人だったからという、私にしか分からない理由ですw 拙作でも明るく朗らかな人として登場します。


また、日本史を専攻する藤原さんも登場します。これはもちろん藤原氏から来ています。


寮生以外の登場人物も、全員をここでは紹介できませんが、モデルにした人物にちなんで命名したケースと、その専門分野から命名したケースの二通りあります。


武田という人物が登場予定ですが、これは京大の時計台などを設計した建築家・武田五一から来ています。


彼ら京都の大学生たちが美希といっしょに青春する物語です。

全29話おつきあいいただけましたら幸いです!







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