第6話病院

須藤茜と佐藤雪は須藤茜の母親が運転する車で

南総合病院に急いだ。


病院の受付で「先ほどスーパーで倒れてここに運ばれて来た佐藤さんはどこの病室ですか?」


佐藤雪も言った「お母さんはどこ?佐藤令奈はどこの病室ですか?」


看護士は言った。「さっき救急で来た患者さんですね。佐藤令奈さんは今緊急手術をしています。


胃潰瘍がかなり進んでいて酷い状態なんです。


お母さん最近食欲がなかったり、顔色が悪かったり吐いていたりしていた事はありませんでしたか?」


佐藤雪は看護士の雲海清美に言った。


「お母さんは昨日の夜、家族でホテルのバイキングに行ったばかりです。


私やお父さんよりもたくさん食べていたし、スイーツは別腹とか言ってスイーツまでたくさん食べていたのに~。それに、毎日たくさん食べていました」


看護士は言った。


「かなり胃潰瘍が酷いんですよ。今は胃潰瘍でも

薬で治るのがほとんどなんですよ。ここまで酷くなってから病院に運ばれて来るなんて事は滅多にな

いんですよ。あと~考えられる事は~食欲がこの間まであったという事は~もしかして?ま、さ、か~お母さん「仮病病院」で入院した事がありますか?」


佐藤雪は看護士の雲海清美に言った。


「看護士さん「仮病病院」知ってるんですか?」


看護士の雲海清美は言った。


「私は昔、「仮病病院」で働いていたのよ。

私が言える事は一つしかないわ。絶対にあそこに

入院してはいけない。あそこは悪魔の病院よ。

入院すればするほど大人になった時、重い病気になるのよ。


それも突然にね。


私の足を見て、私の足は義足よ、ある日突然

「仮病病院」で仕事をしていた時、足が痛くなってね、突然足が腐っていったのよ。


何の前ぶれもなくね。


私はその時、思い出したのずっと昔に一度だけ

「仮病病院」に入院した事を~たった一度なのに

その病院で働いた人は重い病気に掛かるって事を

身をもって知ったのよ。


とにかく今は、佐藤さんのご主人が来るまで手術室の前の椅子で待っていてね。


ご主人には電話で連絡していますので、大丈夫お母さんは助かるから。これが手術室の行き方よ」


「ありがとうございます」三人は佐藤雪の父親が来るまで手術室の椅子に座って佐藤の母の令奈の

手術が無事に成功するまで待っていた。

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