第16話 最終任務 古竜大討伐戦
わたしは、
日々は、大剣を
人間の
わたしは、夢の中で、勇者と呼ばれていた。
◇
「ついに、このときが
国王から、
「国王
女役人が、
勇者と仲間三人と女役人、計五人が国王に
国王は、何度ちらっと見ても、
「それでこそ、
国王が
勇者の言葉を代弁した、としているが、勇者の言葉を代弁したわけではない。
勇者は、勇者様の言葉を
勇者の代弁は、女役人が
勇者の今の気持ちを
「
国王の、これまでの
◇
「よーし、皆、
戦士が、王国軍本部の作戦室の
勇者には三人の
戦士は青い
エルフは、エルフ特有の長く
僧侶は、村の教会でも見かけるような
「古竜のなんたるかなんて、子供でも知っておりますわ。前回の
エルフが、
「まあ、そう言わずに聞いてくれ。人間はエルフと
「わたしも、
「私も、見たことないですぅー」
戦士と勇者と僧侶が、三人
エルフは
「じゃあ、説明を始めるぞ! まず
作戦室には、勇者たちと、百人の騎士が
「死なないって、では、どう退治すればいいんですか?」
勇者は首を
「お話し合いで、平和に帰っていただくというのは、いかがでしょうか」
僧侶が、
「いい
戦士が、気さくな近所のお兄さんみたいな
勇者は
相手は
こちらの
なのに、相手は死なず、数十年後には
「いいか! 迷いのあるヤツは確実に死ぬ! 覚悟の決まらないヤツ、死にたくないヤツは、
戦士が強い口調で、騎士たちに呼びかけた。いつもより、
◇
火山の
強弩は、
数十人の兵士たちが、ロープで強弩を引き、
「みなさーん! もう少しですよー!」
僧侶が、高く
『はーい!
兵士たちから、
「
戦士が、
相手が古竜となると、人数が多いだけでは
勇者が、古竜に正面から
防御の
攻撃の
「私は、何をすれば良いでしょうか?」
僧侶が、戦士の
「僧侶は、
「分かりました。じゃあ、こちらのお
僧侶は
こういう状況では、僧侶も勇者
「そろそろ、か? 古竜をこの目で見られるなんざ、
戦士は火山の山頂を
「北の山頂方向! 大型のモンスターを上空に
戦士は、手に
「オレも実物を見るのは初めてだが、あれが古竜で
戦士の声は、どこか
兵士たちが、
落ち
「では、
勇者が、
勇者は、金色の長い
声が、
まさに、勇者だ。戦士の心から、恐怖が消えた。兵士たちからも、恐怖が消えた。
「よし! 全兵、勇者様に
『はっ!』
指揮官の号令に答え、兵士たちが
「
指揮官の
「分かった。
戦士は、
握る手が
いよいよ、古竜の
◇
『ガアアアアアァァァァァッッッッッ!!!!!』
空高くに、古竜の
気が
「
戦士の
勇者は、直立し、
身の
戦士
古竜を相手に、千人の命を
血が
微笑して
古竜が空を飛ぶ。灰色の
「
号令が聞こえた。
兵士たちは、
古竜が、勇者たちの上空に
「勇者!
戦士の号令が聞こえた。
古竜が、
「はあああああっ!!!!!」
勇者は、全身を
大剣から
「よし!
戦士の号令で、
たまらず、古竜が
古竜の
「勇者は、
「はい! 分かりました!」
戦士の指示に答えて、勇者は古竜へと走る。
巨大なモンスターから
大剣は
前進するフリから攻撃してきたら防御する。前進するフリから攻撃するフリから前進したら攻撃する。
古竜が、
四本の太く
勇者は大剣を
吹き飛ばされる
古竜の尾は、とんでもなく
「うああぁぁぁっ!」
古竜の尾を、
「
戦士の号令が
勇者の
『ガアアアアアァァァァァッッッッッ!!!!!』
古竜の
自身の
勇者は大剣を
「たあっ!」
着地し、
鱗を
勇者は、身の
「やぁっ!」
溜めた力を
『ギャアァァァッ!』
古竜が
勇者は油断せず大剣を
古竜は、怒りに赤く血走った目で、勇者を
「
◇
どのくらいの時間が
古竜には、すでに
勇者は、古竜の
古竜の
『ガアアアアアァァァァァッッッッッ!!!!!』
古竜の
勇者は
古竜の二度目のブレス
戦士の声も
今できるのは、仲間を信じて全力で
古竜の巨体が大きく
「うああぁぁぁっ!」
声を
「ハァ……ハァ……」
勇者の背中には、後方千人の命が
古竜の口が、おりてきた。相手が巨大すぎて、
口には、白く、大きく、
跳ねた先に足がおりてくる、まで
自身の体力の
人間の限りある体力と、古竜の
笑う。笑わずにはいられない。まさに、勇者
勇者だからこそ、今ここに立っている。まだ立っていられる。
「後ろはもういいぞ! 全員さがった!」
戦士の
来た!、と心の中で
背後に、古竜の牙が
身の
「はあああああっ!!!!!」
『ギャアァァァッ!』
古竜が
血を
血が
まだ、
自分は、勇者なのだ。たくさんの人の命を、背負っているのだ。こんなところで、負けられないのだ。
大剣を
「うああぁぁぁっ!!!!!」
『ギャアアアァァァッ!』
古竜が
強い風が起こる。古竜の
勇者は、
古竜が、
まだ、
『うおーっ!』
後方から、兵士たちの
勇者はずっと、空を見あげていた。両
◇
「勇者よ。
国王から、
国王は、
「勇者ともあろうものが、古竜の
国王の
「
「
国王が声を
女役人は、言葉を
古竜は死なない。ゆえに、
退散させたのだから、退治に成功した。殺せなかったから退治に失敗した、との国王の
軍の被害にしても、
それを、失敗だの、反逆だの、
冒険者の戦士には、高位の魔法で体の自由を
王宮に
「
国王の命令で、勇者たちを
声を出せない。動けない。
◇
わたしは、
わたしは、夢の中で、勇者と呼ばれていた。
/わたしは
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